子どもたちのためのハッピー文房具図鑑
学事出版株式会社が刊行した『支援が必要な子からちょっと不器用な子まで子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑』は、日常生活や学校生活におけるさまざまな「困りごと」を解決するための文房具の紹介を通じて、子どもたちの活動がよりスムーズに、ハッピーに進むことを目指した一冊です。
困りごとを解消する文房具
本書では、例えば“えんぴつがうまく持てない”、“はさみで紙が切れない”、“片付けが苦手で物をなくす”といった、よくある子どもたちのさまざまな悩みの解決策を文房具を通じて提案します。文房具は、見た目のかわいさだけでなく、実際の使いやすさを重視して選ぶことで、子どもたちのやる気を引き出す重要な役割を果たします。
文房具の選び方
特別支援学校の主幹教諭・佐藤義竹先生の協力を得て、子どもたちが日常的に経験する「困りごと」やその解決のポイントを提示しています。文房具に詳しいふじいなおみさんが、それをもとに悩みを解決できるアイテムを厳選。たとえば、書く動作、消す動作、切る動作、塗る動作など、それぞれのニーズに応じた文房具が具体的に紹介されており、その特長や使い方を深く理解できるようになっています。
日常生活でのサポートアイテム
本書の第2章では、物の管理や時間の使い方に関する「日常生活の困った」もカバーされています。持ち物のチェックリストやスケジュール管理に役立つ文房具、口コミや保護者の体験を元に効果的なアイテムが提案されており、実生活でも役立つ情報が満載です。
開発者のストーリー
また、本書では文房具メーカーへのインタビューも行い、商品開発の背景や思いを語るセクションもあります。「困った」を解消するために、どのような熱い思いや工夫が施されているのか、そのストーリーを知ることで、文房具に対する愛着も一層深まることでしょう。
ふじいなおみからのメッセージ
著者であるふじいなおみさんは、「子どもたちが『困った』に直面したときに、それを解決に導く文房具は存在するのだ」というメッセージを発信しています。すべての子どもが自分に合った文房具を見つけることで、学習や活動が楽しく、充実したものになることを願っています。
絵を交えた構成
本書は豊富なビジュアルで構成されており、実際の文房具を使った様子や特徴的な商品についての情報がにぎやかに掲載。ページをめくるだけでも、子どもたちの「やりたい!」という気持ちを引き出してくれそうです。
このように、『ハッピー文房具図鑑』は子どもたちの個性や成長に寄り添う文房具が満載の一冊。学事出版のオンラインストアおよび各書店で手に入るので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。