サンゲツ、セキュリティ教育の自動化で教育効果を向上

株式会社サンゲツは、壁材や床材、ファブリックによる空間デザイン事業を展開しています。この度、同社は従業員向けの教育施策の一環として、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」の新機能として「自動トレーニング機能」を導入しました。これにより、サンゲツは教育効果の向上を図るとともに、管理工数の削減を実現しています。

自動トレーニング機能の概要

「セキュリオ」の自動トレーニング機能は、標的型攻撃メールの訓練に利用するもので、訓練メールの配信対象者、内容、配信タイミングがランダムに設定されます。この自動化により、教育担当者の手間を削減し、現場の負担を軽減するとともに、実際のサイバー攻撃に備えた訓練環境の整備が可能になりました。

導入の背景と目的

サンゲツは、サイバー攻撃のリスクが高まる現代において、従業員が適切なセキュリティ知識を身につけることが重要だと認識しています。それを受け、2023年2月にセキュリオを導入しましたが、より効果的な教育を進めるために、自動トレーニング機能が必要とされました。この新たな機能によって、訓練実施までのリードタイムを大幅に短縮できることが期待されています。従来の方式では、教育の企画提案に時間がかかり、最長で3ヶ月待たなければならなかったことを考えると、これは画期的な進展と言えるでしょう。

現場の課題と取り組み

自動トレーニングを導入したことにより、訓練頻度が増加した結果、現場では負担の増加とともに、不審メールへの対応フローの見直しが求められることになります。このような課題に対して、サンゲツでは現場のニーズに寄り添った運用改善を進め、より効果的なトレーニングを探求しています。頭ごなしではなく、現場からの声を反映させた改良を進めることで、従業員のセキュリティリテラシー向上を目指しています。

セキュリオの機能拡充

LM株式会社も、この自動トレーニング機能の導入を通じて、従業員の負担を軽減しつつ、効率的なセキュリティ教育を提供する努力を日々続けています。セキュリオでは、特に日常的な行動習慣にアクセスしやすい学習コンテンツを豊富に揃え、企業のニーズに合わせてカスタマイズしたセキュリティ教育が実現可能です。

フィッシングメール訓練、定期的なミニテストなどを通して、継続的な学習が促進されており、従業員が正しい知識を身につけることを支援します。また、従業員が不審メールを受信した際には、早急に担当者に報告することができる機能も整えており、社内でのセキュリティ意識向上につながります。