渋谷アート支援プロジェクト
2020-03-02 11:30:19
渋谷区でアートが一時避難場所を支援!シブヤ・アロープロジェクト始動
渋谷区の一時避難場所をアートで支援する『シブヤ・アロープロジェクト』
渋谷で新たに進められている「シブヤ・アロープロジェクト」は、地域の安全を守るためにアートを活用し、多くの人々に一時避難場所の情報を提供する取り組みです。このプロジェクトは、心地よいアートのデザインと共に、外国人を含む訪問者にわかりやすい誘導を実現しています。特に、青山学院大学や代々木公園が選ばれた一時避難場所の情報を目にすることで、これらの場所が安全であるという認識が広がることが目的です。
『シブヤ・アロープロジェクト』の設計理念
このプロジェクトが持つ大きな特徴の一つは、矢印デザインを通じて人々を誘導する点です。矢印は青山学院大学と代々木公園の方向を指し示しており、アートに親しみやすく工夫されています。これにより、言葉の壁を越えた情報提供が可能となり、訪れる人々に対して、避難場所への道標としての役割を果たします。
アート作品の特徴
今回のプロジェクトには、6人のアーティストが参加し、それぞれの独自な視点から作品を通じてメッセージを発信しています。ミック・イタヤ氏の流麗な線で描かれる美しい天使や女神、しりあがり寿氏のユーモアを交えたギャグマンガ、伊藤桂司氏のグラフィックデザイン、河村康輔氏のコラージュ技術、植田工氏の科学的なアプローチ、そして小町渉氏の幅広いデザインスタイルなど、各アーティストとなった想いによって、多様な表現がなされています。
背景
2020年、渋谷区の人口や訪問者の増加から、帰宅困難者対策が急務となりました。その中で、区民だけでなく、外国人を含む多くの人々に向け、この情報を伝える必要性が生じたのです。一時避難場所はもちろん、小学校や公園なども重要な避難所として機能しますが、十分な利用スペースが求められます。特に、渋谷駅周辺のコミュニティを守るためには、「一時退避場所」の理解を深めることが重要です。プロジェクトは、この認識を高め、万が一の際に不安を取り除く手助けとなることを目指しています。
アプリによるサポート
さらに、シブヤ・アロープロジェクトでは、専用アプリを通じて一時避難場所を誘導する支援も行っています。AR技術を利用し、渋谷区の避難場所への方角を的確に示すことで、誰でも簡単にアクセスできるように設計されています。アプリでは、好きなアーティストの矢印アートを選び、そこに合わせて流れるBGMも楽しむことが可能です。
まとめ
『シブヤ・アロープロジェクト』は、単にアート作品の展示にとどまらず、地域の安全を守るための実用性も兼ね備えています。渋谷というダイナミックな都市の中で、アートがどのように人々に寄り添い、避難の際の支援となるのか、その意義を再認識させてくれる素晴らしい取り組みです。今後のアート作品やアプリとの連携がさらに広がっていくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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シブヤ・アロープロジェクト実行委員会
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町1-1
- 電話番号
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