快適性を追求するハードウェアブランド「WAKON」の新たな取り組み
ハードウェアブランド「WAKON」は、特に高齢者や障がい者の避難・搬送を考慮した緊急避難用担架「救馬(きゅうま)」を全国の自治体や高齢者施設に寄贈するためのクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、地域の防災対策を強化し、非常時における安全性を向上させることを目的としています。
クラウドファンディングの開始と目標
プロジェクトは2023年7月27日から、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にてスタート。目標金額は100万円で、募集期間は8月31日までとなっています。このプロジェクトは、製品の販売ではなく、企業からの協賛金で「救馬」を製作し、自治体や高齢者施設へ寄贈する取り組みです。
この取り組みは、実際の災害での死亡リスクを減少させるための重要な一歩で、寄贈された担架は緊急時の備えとして、多くの施設で使用されることが期待されています。
「救馬」の開発背景
「救馬」の開発は、東日本大震災以降も続く多くの災害から生まれました。現場からの声として、「自分で歩けない人々をどう救うか」「人手不足で担架が使えない」といった懸念がありました。そんな中、愛知県の社会福祉法人「福寿園」からの相談があり、施設利用者の安全を守るための実践的な解決策を模索することになったのです。これまで経験してきた自動車部品開発の知識を駆使し、2年半の歳月をかけて完成しました。
救馬の特徴
この緊急避難用担架の最大の特徴は、以下の3点です:
1.
非訓練者でも容易に使用可能
災害発生時に、特別な訓練を受けていない方でも直感的に使えるよう設計されています。迅速かつ安全な移送が可能で、救急・消防・自治体の現場で即戦力となるでしょう。
2.
一人で運搬可能
従来の担架は通常2人以上の使用が必要ですが、「救馬」は一人でも安全に運べる構造が特徴です。組み立てから移乗、脱出までをわずか15秒で行えるため、初動対応の迅速化を実現します。
3.
細部にこだわった設計
6輪式の小回りがきく構造は、フリーキャスターや自重ロック機構を採用。これにより、使い勝手が向上し、職員の負担を軽減します。
プロジェクトの仕組み
「救馬」の寄贈プロジェクトは、企業からの協賛金を募り、その資金で担架を製作し地域に配布するというものです。防災の備品は設置するための予算確保や必要性の実感が難しいため、本プロジェクトでは寄贈という形で初期投資のハードルを下げています。
寄贈先は全国30自治体を想定し、豊田市内の市議会議員の協力のもと進行しています。また、協賛企業が希望する地域への寄贈も受け付けています。寄贈後も使用方法のガイダンスや防災訓練のフォローを行い、使われることを重視した運用を行います。
協賛プラン
協賛は3つのコースから選べ、5万円から50万円まで支援が可能です。各コースには社名が銘板に記載されるなどの特典があり、企業の社会貢献活動としての価値も高まります。これはCSR活動の一環としても認識され、企業名のホームページへの掲載も可能です。
このプロジェクトを通じて、「救馬」がAEDや消火器のような避難備品として当たり前に整備される社会を目指しています。高齢者施設にとどまらず、学校や公民館、商業施設にも設置されることが期待されています。
本プロジェクトは、災害時の救命率向上を果たすための重要な取り組みです。詳しくは
こちらのプロジェクトページをご覧ください。