環境に配慮した新しい発泡ポリエチレンシート
酒井化学工業株式会社は、新たにリサイクル原料を使用した発泡ポリエチレンシート「リサイクルミナフォーム」を発売しました。シートの製造には、環境に優しい資源を積極的に使用する意識から生まれた「ミナエコ10」と「ミナエコ100」の2タイプを用意しています。
緩衝性に優れた「ミナフォーム」
「ミナフォーム」は、独立気泡を持つポリエチレンの発泡シートで、優れた緩衝性を誇ります。そのため、包装資材や断熱材、浮力材など、その用途は多岐にわたります。今回新たに開発された「リサイクルミナフォーム」は、こうした高い性能を維持しつつ、リサイクル材料を使用することで、より環境に配慮した製品を実現しています。
「ミナエコ10」と「ミナエコ100」の特長
ミナエコ10
- - リサイクル原料の使用: 社内リサイクル原料を10%使用し、環境に優しい製品。
- - 調査対応: 含有物質調査が可能な製品で、製品の安全性が確保されています。
- - リサイクル可能: 使用後にリサイクルが行えるため、資源の無駄を減少させます。
ミナエコ100
- - リサイクル原料100%: 社内リサイクル原料とPIR原料をバランス良く配合した、完全なリサイクル素材。
- - CO2排出量削減: 一般的な発泡シートに比べ、CO2の排出量を31.9%削減。
- - リサイクル可能: 使用後も再度リサイクルすることが可能で、持続可能な社会に向けた貢献が期待されます。
脱炭素社会に向けた取り組み
酒井化学グループは、持続可能性を重視し、脱炭素社会の実現を目指す「6つのエコ」の取り組みを推進しています。「リサイクルミナフォーム」は、その中でリサイクルに特化した開発品です。この製品はすでに市場でも評価を得ており、脱炭素化に向けた一歩となることでしょう。バイオマス開発品「バイオマスミナフォーム」とも連携し、さまざまな用途に展開していくことが期待されます。
まとめ
環境保護の観点から見ると、「リサイクルミナフォーム」は消費者のニーズに応える新たな選択肢です。酒井化学は、これまでの努力を基に、さらなるエコ製品を開発し、環境問題解決のためのイノベーションを続けていくことでしょう。リサイクル素材の活用は、今後さらに推進され、未来の持続可能な社会を形成する鍵となります。
詳しい情報は
酒井化学の公式ウェブサイトをご覧ください。