妊活のための情報収集:実態と課題
妊活を行う人々がどのように情報を収集し、またその情報をどのように活用しているのかについての調査結果を、(株)エムティーアイが運営するウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』が発表しました。この調査は、妊活に取り組む女性3,514名を対象に実施され、妊活に関しての意識や実態が明らかになりました。
妊活の第一歩は自分の体を知ることから
調査によると、妊活を意識し始めた女性のうち、最も多くの人が最初に行った行動は「生理日・排卵日を記録すること」となり、47.6%がこの行動をとったと回答しました。また、基礎体温の測定や妊娠しやすいタイミングを調べる行動も、47.1%、41.9%と続きました。このことから、自身の体を理解することが妊活において重要なステップであることがうかがえます。
妊活情報の不足感
一方で、約35.5%の respondents が「何から始めればよいかわからなかった」と答えるなど、妊活に対する情報や知識が不足していることも明らかになりました。特に、妊娠を希望する20代女性の約50.6%がこの点で悩んでいることが示され、情報提供の重要性が浮き彫りになっています。
情報収集の主な手段はアプリ
調査における情報収集の手段では、「妊活・生理日管理アプリ」が最も多く利用されており、72.6%がこのアプリを活用したと回答しました。次いで、インターネット検索や産婦人科の利用が続きました。この結果は、日常的に使用するアプリが妊活の情報収集の重要な起点となっていることを示しています。
自治体情報の認知度は低い
しかし、妊活における社会的なサポートを提供する自治体からの情報は認知されていない様子が浮き彫りになりました。調査結果では、妊活経験者の約28.2%が「そんな情報があること自体を知らなかった」と回答。これから妊活に取り組みたい人の中では41.3%にも達しました。
特に経済的負担を軽減できたかもしれないと感じている人も多く、サポート情報に早くアクセスする重要性が理解されます。
AIの活用とその期待
調査では、現在の妊活にAIを活用している人もおり、その割合は約10.5%に達しました。AIは、妊活の際に「人には言いづらい悩みも相談しやすい」との声が多く、特に20代女性のAI活用率は高い傾向が見られました。しかし、AIの利用に際してはプライバシーや情報の正確性に対する不安も存在していることが示されました。
必要な情報を適切なタイミングで受け取るために
妊活に関する情報の収集は多様な手法が取り入れられていますが、自治体からの情報の認知度が低いことが実情として浮かび上がっています。調査結果では、「もっと早く知っておけば良かった」といった後悔の声も多数寄せられています。これを受けて、妊活に必要な情報を適時に提供する体制整備が求められるでしょう。
日常生活への取り入れ
最後に、妊活アプリの活用術について、アプリの機能を通じてパートナーとのコミュニケーションや医療機関との連携が大切であるとの声もありました。生理周期や排卵日の予測が可能なアプリは、自身だけでなく、パートナーと情報を共有することで心強い支えになるようです。
まとめ
妊活における情報不足と、どのように情報を受け取るかが顕在化した今回の調査結果は、今後の支援施策やサポート体制において、特に重要な示唆を提供します。妊活を望む多くの方々が、安心して情報を入手し、前向きな妊活を進めていける環境が整備されることが重要であると考えます。