株式会社T.S.Iが上場後初の決算を発表、売上高と利益の過去最高を記録

2021年3月に東証マザーズに新規上場した株式会社T.S.Iが、上場後初の本決算を発表しました。これにより、過去最高の売上高を記録し、利益も増加していることが明らかになりました。業績は全体的に前年同期比で増収増益を達成し、2022年12月期に向けた見通しでもさらなる成長が期待されています。

2021年12月期の業績データ

決算発表によれば、株式会社T.S.Iは2021年12月期において、売上高、営業利益、経常利益、そして当期純利益の全ての項目で前年同期を超える成績を収めました。特に、運営棟数の業績が右肩上がりに成長し、2022年12月期でも同様の増収を見込んでいます。これは、同社が提供する高齢者向け住宅の需要が高まっている証でもあります。

拠点数と稼働率の向上

同社は、拠点数や居室数の増加を着実に進めており、開設から1年以上経過した拠点の平均稼働率は97%程度を維持しています。これにより、より多くの高齢者が安心して住むことができる環境が整備されつつあります。

社名の由来とビジョン

株式会社T.S.Iの社名は「愛ある日々のお手伝い」を理念に掲げており、要支援から要介護までの幅広い層の高齢者が安心して暮らせる場所を提供することを目指しています。同社は「アンジェス」というサービス付き高齢者向け住宅を運営し、社会的な課題である高齢者の住まいの供給不足に取り組んでいます。

将来的には全国150棟の運営を目指し、さらなる事業展開を計画しています。これにより、高齢者がより多くの選択肢を持ちながら充実した生活を送れる社会を実現することを目指しています。