ケンミン食品75周年を祝う特別なレゴ作品
兵庫県神戸市に本社を構えるケンミン食品株式会社が、創業75周年を迎えるにあたり、オリジナルキャラクター「ケンミンぼうや」を使った特別なレゴ作品を発表しました。このプロジェクトは、灘中学校・灘高等学校の「灘校LEGO同好会」とのコラボレーションによって実現しました。
背景
ケンミン食品は、1965年に誕生した「ケンミンぼうや」を通じて、ビーフンやその飲食文化の魅力をより多くの人に伝えることを目的とし、レゴ作品の制作を決定しました。2025年の創業75周年に向けて、この公式キャラクターの新しい側面を描き出すことが期待されています。灘校LEGO同好会には、ケンミンぼうやに加え、神戸の観光名所である神戸海洋博物館も制作依頼され、完成度の高い作品が生み出されました。
制作の経緯
依頼は2024年6月に行われ、顧問の井上志音先生は快く受けてくださり、制作がスタートしました。生徒たちは、焼ビーフンの見た目をリアルに表現するために自宅で何度も料理を試作したとのこと。レゴで再現されたケンミンぼうやの表情や、神戸海洋博物館のディテールに生徒たちの創造力が詰め込まれています。
作品の大きさは、幅約65センチ、奥行き約30センチ、高さ約30センチ。生徒たちは、「神戸海洋博物館」をめぐって実際に撮影し、リアルな再現を目指しました。特に「ケンミンぼうや」の目や鼻、口のサイズにこだわっている点が印象的です。
授与式の様子
11月には、灘中学校・灘高等学校で授与式が行われました。ここでケンミン食品社長、高村祐輝氏と生徒たち、顧問の井上志音先生らが一堂に会し、作品の完成を祝いました。高村社長は「多くの人に見てもらえるよう、本社で展示していきたい」とコメントしました。
ケンミンぼうやのキャラクター紹介
「ケンミンぼうや」は、1965年に誕生し、「ビーフンの神業的速さで運ぶ少年」をモデルとしています。近頃では、レシピアドバイザーや食レポを行うなど、多彩な活動を展開しています。国民に笑顔を届けるキャラクターとして、日本の食文化に欠かせない存在となっています。
灘校LEGO同好会について
灘校LEGO同好会は、文化祭サークルとして2005年に設立され、現在はさまざまな大型作品を制作しています。近年の注目作は国際宇宙ステーションや自動販売機であり、地元に根ざした創作活動を続けています。
まとめ
ケンミン食品の75周年を記念したこのレゴ作品は、地域社会や学校との連携の素晴らしい成果として注目されるでしょう。2025年1月6日からは、ケンミン食品本社での一般展示も予定されており、訪れる人々はこのユニークな作品を楽しむことができるでしょう。今後の展開にも期待が高まります。