セゾンテクノロジー、脱Cookie対策
2024-06-27 18:44:38

セゾンテクノロジー、脱Cookie対策でBtoBマーケティングを支援するAI活用アプリケーションを提供開始

セゾンテクノロジー、脱Cookie対策でBtoBマーケティングを支援するAI活用アプリケーションを提供開始



株式会社セゾンテクノロジーは、BtoB企業におけるマーケティングのターゲット選定を支援する「HULFT Squareアプリケーション」を2023年6月27日より提供開始しました。

本アプリケーションは、データ連携とAIを活用することで、専門的な知識がなくてもデータ収集をノーコードで実施し、新たな視点での洞察を得ることが可能になります。

脱Cookie化が進む中、マーケティングオートメーションの効果を高める必要性



近年、プライバシー保護の観点から、Cookieの使用に関する規制が強化されています。2023年6月には改正電気通信事業法が施行され、Cookieに関する規制が設けられました。さらに、Googleは2024年後半に全てのユーザーのサードパーティCookieを段階的に廃止することを発表しています。

このような状況下では、マーケティングオートメーション(MA)にターゲティングデータを付加し、データの品質を向上させることが、マーケティング活動の成功に不可欠となります。しかし、これまで、データの品質向上には、企業データ、アクセスデータ、営業活動データなど、さまざまなソースからのデータ収集と分析が必要でした。これらのデータは、システムごとにフォーマットが異なり、データの意味も明確ではないため、データ活用には多くの時間と労力を要していました。

HULFT Squareアプリケーションでデータ連携とAI分析を効率化



HULFT Squareアプリケーションは、この課題を解決するために、データ連携とAIを組み合わせたソリューションを提供します。

本アプリケーションでは、取引先やリード情報に企業情報や統計情報を付加し、AIでデータを分析することで、商品が売れる見込みのある顧客層を導き出すことができます。

具体的な手順としては、以下の通りです。

1. Adobe Marketo EngageやSHANON MARKETING PLATFORMなどのMAツールに、顧客が保有する取引先やリードの企業情報を登録します。
2. 企業リストや企業データベースから取得した企業情報を、MAツールに登録されている企業情報に追加します。
3. 取引先の企業情報とe-Stat政府統計データを結合し、プロンプトとともにAzure OpenAI Serviceへ送ります。
4. Azure OpenAI Serviceがプロンプトに基づいてデータを分析し、結果を返します。

例えば、以下のプロンプトを送信することで、自社の事業戦略に合わせた顧客ターゲティングを行うことができます。

自社は情報通信業を主軸としたマルチ事業展開の会社であり、以下のCSVファイルは関東地方における事業別の事業所数と自社が取引している事業所数をまとめたデータです。新規取引先を開拓する場合、今後自社はどこに力を入れて取引先を増やすべきか具体的に教えてください。


HULFT Squareとは



HULFT Squareは、セゾンテクノロジーが提供するクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)です。オンプレミス、クラウド、SaaSなど、さまざまな環境に分散しているデータを連携させることができます。

HULFT Squareアプリケーションは、HULFT Squareの機能を活用して、データ連携のスクリプトをテンプレートとして提供するものです。これらのテンプレートを利用することで、自社のニーズや環境に合わせてカスタマイズを行い、業務改善効果をすぐに得ることが可能です。

セゾンテクノロジーについて



セゾンテクノロジーは、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」をミッションに、データ連携製品やITサービス、システム開発・運用などをグローバルに展開しています。

同社は、HULFT Squareなどの先進事業の拡大に注力し、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。

まとめ



セゾンテクノロジーが提供するHULFT Squareアプリケーションは、脱Cookie化が進む中、BtoB企業が直面する課題を解決するための強力なツールとなります。データ連携とAIを活用することで、マーケティングの効率化と効果向上を実現し、ビジネスの成長を加速させることが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。