EV充電機器設置推進の新たな連携
福岡県福岡市を基盤とする三好不動産と、東京都中央区に本社を置くミライズエネチェンジが、EV充電器の設置拡大に向けて提携を発表しました。この提携により、集合住宅へのEV充電インフラの整備が進むことで、電気自動車(EV)利用者の利便性向上と、持続可能な社会の実現が推進されます。
提携の背景と意義
近年、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みは全世界で加速しています。特にEVの普及が進む中、充電インフラの整備が重要な課題として浮かび上がっています。集合住宅での充電設備不足は、EVの普及を阻む要因ともなっており、この問題を解決することが求められています。三好不動産は長年にわたり地域に密着した不動産管理を行っており、ミライズエネチェンジはEV充電インフラの構築をリードしてきました。
提携により両社は、お互いの強みを生かし、集合住宅でのEV充電器の設置を進めることで、利便性を高め、さらには脱炭素社会の実現にも貢献していきます。
提携内容詳細
九州地域においてトップクラスの管理戸数を誇る三好不動産は、管理する45,028戸(2024年10月時点)の賃貸物件に対して、EV充電器の導入を提案します。入居者は、充電器を設置したマンションに住むことで、自宅での快適な充電環境が整うだけでなく、外出先でも「EV充電エネチェンジ」アプリを利用して簡単に充電を行うことが可能になります。
このアプリは、充電器の空き情報をリアルタイムで確認でき、充電や決済がスムーズに行える特徴があります。まさに、EV利用者にとって利便性の高い環境が整うことを意味します。
EV充電エネチェンジとは
ミライズエネチェンジは、2021年からEV充電サービスを提供しており、全国の商業施設や宿泊施設に加え、オフィスやマンションにも充電器を設置して一般向けに提供しています。充電器種類は3kWや6kWの普通充電器が利用可能で、充電ポートの設置口数は業界内で高い評価を受けています。
加えて、頻繁に利用するユーザー向けに、月額定額プランも用意されています。これにより自宅に充電設備を持たないEV利用者にとっても、経済的かつ便利に充電が可能になります。このように、両社の提携は利用者にとって大きなメリットをもたらします。
今後の展望
この提携を通じて、福岡のEV充電インフラ整備が進むことにより、地域社会はさらなる発展を遂げることが期待されています。EVの急速な普及とともに、充電設備の充実は今後ますます重要になり、利用者にとっても快適な移動手段を提供することが求められます。両社はこれからも地域と共存しながら、持続可能な社会の実現に向けて努力していく所存です。将来の交通機関利用が広がる中で、EV充電環境の整備は進んでいくことでしょう。
株式会社三好不動産について
三好不動産は、福岡都市圏において賃貸仲介や不動産管理を手がけており、「超・不動産宣言」を掲げて業界内での改革を目指しています。1951年に設立以来74年の間、地域密着型のサービスを展開し、多くの実績を築いてきました。
ミライズエネチェンジ株式会社について
ミライズエネチェンジは、中部電力ミライズとENECHANGEの合弁会社として2025年に設立され、EV充電インフラ事業を展開しています。脱炭素社会の実現に向けて、充電インフラの普及を進める重要な役割を担っています。
詳細は公式サイトやアプリからご確認ください。