DNPが目指す未来の行政「メタバース役所」の実証事業
2024年11月7日から8日まで開催される「第4回デジタル化・DX推進展(ODEX)」で、大日本印刷株式会社(DNP)が提供する「メタバース役所」が注目を集めます。特に、11月8日の15:10からは、この実証事業の成果についての講演が行われる予定です。
メタバース役所とは
「メタバース役所」は、XR技術を活用した新しい行政DXサービスとして、住民が利用できる「電子申請手続きの総合窓口」や「相談エリア」、さらには「住民交流の場」として機能します。この新しい空間では、実際の役所と同様のサービスが受けられ、面倒なアプリのダウンロードも不要。ネット環境さえあれば、ウェブブラウザを通じてアバターとして参加できます。
DNPは、この「メタバース役所」を通じて、住民サービスの向上や職員の業務負荷の軽減を目指し、新たな価値創造を促進します。特に三重県桑名市や新潟県三条市と連携した実証事業では、遠隔地間の連携が可能になることを示しました。
展示会の詳細
本展示は「自治体デジタル化 支援EXPO」として行われ、ブース番号は1-20です。開催されるインテックス大阪の2号館では、実際のデモや体験が行われ、多くの自治体における導入事例も紹介されます。この機会を通じて、先端技術を用いた行政サービスの実現に向けたヒントを得ることができるでしょう。
講演内容
DNPは、2024年の2月から3月にかけて桑名市と共同で実施した実証事業の成果を報告します。また、同年8月から9月には三条市も参加し、メタバース役所による住民向けサービスの具体的な事例が紹介されます。講演のテーマは「自治体メタバース最新事例『メタバース役所』における三重県桑名市との2度の実証から見えたDXの可能性や今後の展望」で、参加には事前申し込みが必要です。
イベントの概要
「第4回デジタル化・DX推進展(ODEX)」は、行政のデジタル化に向けた様々な情報や技術が集まる場となります。開催日程は2024年11月7日から8日、場所はインテックス大阪2号館です。主催はデジタル化・DX推進展実行委員会で、事前の参加登録が必要となるため、公式サイトを確認の上、登録を行ってください。
DNPの取り組み
DNPは2021年より、XR技術を活用した「XRコミュニケーション®事業」を展開しています。これにより、リアルとバーチャルの境界を越える新しい体験を提供し、教育支援や地域活性化といった分野でも社会貢献を目指しています。今後もこのような先進的な取り組みに期待が高まります。
詳細な情報は公式サイトで確認できます。DNPのXR技術やメタバースに関する取り組みは以下のリンクを参照してください。