銀座のランドマーク「和光本店」地階がリニューアル！伝統と革新が融合する「時の舞台」が誕生

東京都中央区銀座にある、銀座のランドマークとして知られる「和光本店」の地階フロアが、2024年7月20日（土）にリニューアルオープンしました。

今回のリニューアルは、「和光／WAKO」が目指すテーマ「AMAZING WAKO」を体現するもの。本質的な豊かさを求める、日本を代表するブランドとしての新たな拠点作りと言えるでしょう。

「時の舞台」をテーマに、伝統と革新が融合した空間デザイン

地階フロアの空間デザインは、写真家としても知られる美術家の杉本博司氏と、榊田倫之氏が主宰する新素材研究所が担当しました。

コンセプトは「時の舞台」。伝統と革新が共鳴する文化の発信地、交流の場となることを目指しています。フロアの中央には、時計の長針と短針に見立てた回転する仕掛けが設置され、常に変化し、新たな空間体験を生み出します。

和光が大切にしている「時」には、2つの意味が込められています。

季節の移ろいや自然との付き合い方から生まれる日本の美意識や習慣
何百年と継承されてきた伝統や技術、創作の追求に費やされた時間、未来への思いなど、品物の背景に存在する物語

この「時の舞台」を通して、和光は未来へと続く価値を創造していくことを目指しています。

多岐にわたる分野のクリエイターが参加する、新たなブランド発信

地階フロアでは、ファッション、ジュエリー、現代アートなど、各分野の第一線で活躍する現代のデザイナーや職人たちが集結。和光が大切にしてきた日本古来の美意識、文化、技術に共鳴しながらも、これまでにない豊かさの本質を伝える、新たなブランド発信を行っています。

中央に配置された「舞台」は、変幻自在に形を変える回転什器。それを囲む「回廊」を巡りながら、一つひとつストーリーを持つ商品を鑑賞することで、人と物、人と人が出会い、交流を深める場となっています。

和光とクリエイターのコラボレーションが実現する、特別な商品たち

地階フロアでは、和光でしか体験できない価値を提供するため、以下の3点を基軸とした商品企画が展開されています。

和光とクリエイターとの唯一無二のコラボレーション
和光がクリエイターとクリエイター、クリエイターと生産地をつなぐ企画
* 世界で活躍するクリエイターの作品

例えば、フランスの伝統技法ヴェルメイユや18Kゴールドを用いたジュエリーブランド「Charlotte Chesnais（シャルロットシェネ）」とのコラボレーションや、現代を生きる人々の道具としての衣服という視点でニットウエアを提案するブランド「CFCL（シーエフシーエル）」による、地階スタッフの制服などが挙げられます。

伝統と現代が調和する、洗練された空間

空間デザインでは、日本ならではの素材がふんだんに使用されています。霧島杉や魚梁瀬杉、京都の町家石、唐紙など、木の香りがほのかに漂う、日本的な作法によって整えられた空間は、訪れる人に和みを感じさせてくれます。

ショーウインドウは、美術家・吉田真一郎氏によるインスタレーション

地階フロアのオープンに合わせて、中央ウインドウには、美術家であり、自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎氏によるインスタレーションが展示されています。

吉田氏は、自身が蒐集し続けている古代の白い麻布を用いて、日本の伝統文化である「白」を表現しました。古来より白は清浄で潔白、穢れを払うとされており、麻の白さが神事に供用されてきました。和光はこの白を光の色と捉え、数百年の時を経た多様な白の表現で銀座を照らし、新たな「時の舞台」の幕開けを祝います。