ソニー生命が東京大学と共同で「生きがい白書プロジェクト」を発足
2025年10月、ソニー生命保険株式会社と東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)が連携し、「生きがい白書プロジェクト」を開始することが発表されました。このプロジェクトは、私たちが日常生活の中で感じる「生きがい」に焦点を当て、それを探求する最新の試みです。そして2026年の秋には、研究結果をまとめた『生きがい白書』を発表する予定です。
プロジェクトの目的
この共同研究の目的は、全国を対象に「生きがい」に関する認識を探り、豊かな社会の実現に寄与することです。古くから知られている「生きがい」という言葉ですが、現代においてその意味や重要性を再評価する必要があります。プロジェクトによって、多くの人が自らの生きがいに気づくきっかけを提供し、さらにはそれを享受できる社会の構築を目指しています。
研究内容
研究は、東京大学IOGの教授である飯島勝矢氏の指導のもと、多岐にわたるテーマに沿った調査を行います。具体的には以下の4つの研究項目を設定し、技術者や専門家がデータを分析することになります。
1.
「生きがい」に対する国民の認識の実態
2.
「生きがい」を形成する要因
3.
世代や地域による「生きがい」の差異
4.
「生きがい」が人生に与える影響
若者から高齢者まで、幅広い世代を対象にした調査を進めることで、「生きがい」が持つ社会的な価値を明らかにし、その結果を未来の社会に活かすことが期待されています。
生きがいに関するメッセージ
ソニー生命の新たなコーポレートスローガン「生きがいを、愛そう。」には、日常生活の中で特別な瞬間を感じ、個々が大切に思う生き方を支えるという願いが込められています。また、プロジェクトには「生きがいってなんだろうラボ」という取り組みもあり、様々なコンテンツを通じて生きがいの重要性を伝えています。
飯島教授は、「生きがいはすべての人々にとって重要なテーマであり、今こそ再評価されるべきです。このプロジェクトを通じて、現代社会において各自が自分の生きがいを再認識し、日々の生活に活力が生まれることを期待しています」とコメントしています。
今後の展開
『生きがい白書』が発表される2026年秋までにも、様々なイベントやコンテンツを通じて「生きがい」の認識を深める活動は続けられる予定です。この取り組みによって、人々が自身の生きがいを再発見し、より幸せな生活を送るためのサポートをしていくことが求められています。
結語
「生きがい白書プロジェクト」は、ソニー生命と東京大学の共同による次世代へのメッセージと位置づけられています。私たち一人ひとりが「生きがい」を見つけ、豊かな人生を築くための基盤を形成することが、このプロジェクトの重要な使命です。