株式会社Pacific Metaと「Reown」の出資関係の深まり
株式会社Pacific Meta(本社:東京都港区)は、オンチェーンUXプラットフォーム「Reown」に出資したと発表しました。この協力関係は、Web3の未来に向けた重要な一歩とされています。
出資の背景と意義
「Reown」は、旧WalletConnect Inc.という名前で知られる企業で、ウォレット接続における業界標準を築いてきた実績を持つ企業です。彼らが提供するプラットフォームは、ユーザーにとって直感的なインターフェースとツールを提供しており、開発者がブロックチェーン技術をよりスムーズに活用できる環境を整えています。この点に惹かれたPacific Metaは、Reownの技術力や未来に対するビジョンに注目し、出資に至りました。
出資を通じて、Pacific MetaはReownの日本市場への進出を支援し、国内の開発者との連携を強化することで、Web3エコシステムのさらなる発展に貢献する道を選びました。
Reown CEOのコメント
ReownのCEOであるJess Houlgrave氏は、今回の出資が非常にありがたいと述べ、「Pacific Metaが私たちのシリーズBラウンドに参加してくれて誇りに思います。彼らはオンチェーンUXや開発者向けツールの重要性を理解しており、暗号資産を誰もが使いやすく、アクセスしやすいものにするために共に努力していく」と強調しました。
Pacific Meta Venturesのコメント
また、Pacific Meta Venturesの松本頌平氏は、「Reown」はウォレット接続の際にはその名前を誰もが知る存在になっていると述べ、その成功はWeb3の理念をユーザーと開発者の体験をバランスよく調和させて展開できるチームの賜物だと語りました。加えて、今回のラウンドにはShopify Venturesも参加しており、Web2市場でのオンチェーン技術の進行も期待される未来についても述べました。
Reownのプラットフォームについて
「Reown」は、開発者が多様な機能を使用して数百万のユーザーを迅速にオンボードできる「App Kit」、および600以上のウォレットに採用される業界標準のUXツール「WalletKit」を持ちます。これらのプロダクトは、Web3の普及に寄与するために設計されており、ユーザーにとって使いやすい環境を提供することを目指しています。抽象的な技術を具体的な体験に変えるプロセスにおいて、Reownは大いなる役割を果たしています。
Pacific Metaについて
Pacific Metaは、「Web3領域のアクセラレーター」として国内外のプロジェクトに支援を行っています。資金調達から事業開発、マーケティングのサポートまで幅広く手がけるこの企業は、特にWeb3に特化した専門知識を持っており、プロジェクトのエコシステム構築に貢献しています。彼らは、国内プロジェクトを海外に、また海外プロジェクトを日本市場へと進出させるための支援を行っており、幅広いネットワークを構築しています。
まとめ
Pacific MetaとReownの提携は、Web3エコシステムにおける重要な進展として注目されています。この取り組みは日本市場における暗号資産の普及を加速する可能性があり、今後の動向が非常に楽しみです。今後も両社がどのように協力し、共に成長していくのか、多くの期待が寄せられています。