感情AIの新たな展開
2017-03-02 11:00:17

凸版印刷とシーエーシーの共同開発が切り開く感情AIの可能性について

凸版印刷とシーエーシー、感情AIによる新事業への挑戦



凸版印刷株式会社と株式会社シーエーシーの2社が手を組み、感情AIの事業開発に向けた共同プロジェクトを開始しました。感情AIとは、人間の表情から感情を推測し、認識する技術であり、これまでに多くの企業が市場調査や広告など、さまざまな分野で活用しています。

感情AIの基礎技術



感情AIは、人間の表情データをもとにして、機械学習で感情を分析します。この技術により、特定の表情がどのような感情を示すのかを確認できるため、感情の認識が可能になります。膨大な表情データを持つアフェクティバ社が提供する技術により、企業はリアルタイムで消費者の反応を収集し、その分析結果をマーケティングやプロモーションに活用できるのです。

初めての商業化に向けた一歩



このプロジェクトでは、感情AIを使った体験用デモアプリケーションの開発が行われます。カメラを使って表情を測定し、その結果に応じた映像を表示したり、クーポンを発券したり、商品を推薦したりすることが想定されています。このデモアプリケーションは、2017年3月7日から10日まで東京ビッグサイトで開催されるリテールテックJAPANにて公開される予定です。

幅広い業界での活用が期待される



アフェクティバ社はMITから生まれた感情AIのリーダー企業で、膨大なデータを保有しています。これにより、感情を高精度で分類し、様々なビジネスシーンで活用されてきました。これを日本国内で導入し、製品やサービスのプロモーションの効率化を目指すことが急務です。

今後、凸版印刷とCACは感情AIを活かしたイベント演出や商品プロモーションなど、多岐にわたるビジネス展開を進める予定です。また、教育やヘルスケアといった分野での応用も計画されており、さらなる発展が見込まれます。

企業の未来を見据えた取り組み



CACはアフェクティバと日本国内初の販売代理店契約を結び、この技術の普及に努めています。また、凸版印刷はイベントプロモーションの豊富な実績を生かし、「エクスペリエンスデザイン」に基づいた新しい価値提案を行っていく計画です。

これらの取り組みにより、今後感情AIがどのようにビジネスに影響を与え、マーケティング戦略に新たな光をもたらすのか、注目が集まります。実際の商業化が進むことで、消費者の体験にどのように寄与するのか、期待が高まるとともに、実際の成果が待たれるところです。

企業情報


凸版印刷株式会社
本社:東京都千代田区
代表取締役社長:金子眞吾

株式会社シーエーシー
本社:東京都中央区
代表取締役社長:酒匂明彦

アフェクティバ株式会社
所在地:米国マサチューセッツ州ボストン
代表者:ラナ・エル・カリウビ(CEO)
設立:2009年
事業内容:感情認識プラットフォームの開発

会社情報

会社名
株式会社シーエーシー
住所
東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
電話番号
03-6667-8000

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