知の熱帯『Tropic』
2025-12-01 08:18:25

新たな知の熱帯を探求する雑誌『Tropic』が登場!

新たな知の熱帯を探求する『Tropic』の発刊



2023年12月22日、講談社から新しい雑誌『Tropic(トロピック)』が創刊されます。この雑誌は、人文学やサイエンス、アート、ノンフィクション、エンターテインメントを融合させた新しい紙メディアで、多彩な分野で活躍する著名人たちが寄稿します。彼らが織りなす「知の熱帯」は、私たちに新しい視点を提供してくれることでしょう。

『Tropic』のコンセプトは、回帰線にちなみ、北回帰線と南回帰線の間に広がる熱帯の象徴です。日本のアーティストや研究者、文化人たちが今興味を持つ事柄について掘り下げ、アカデミックなものとエンターテインメントが融合したコンテンツの数々が並びます。

第一号の主な記事



創刊号では、角野隼斗と野村泰紀が宇宙や物理、音楽の交差点について奏でます。また、松岡正剛が意識と情報に関する最終講義を遊び感覚で展開し、富野由悠季がガンダムの世界観を現実社会にどう結び付けるかを語ります。

短歌とラップという異なる表現形式を融合させた青松輝とvalkneeのコラボレーションや、安田浩一による「シン・自由論」も目が離せません。さらには、暴れる気候に立ち向かう7人の研究者や、小川弘の「アフリカン・アートの魔力」といった刺激的なテーマも含まれています。これに加え、黒川祥子が提起する「子ども食堂は進化する」など、社会的なテーマも重視した内容です。

物語形式では、村角太洋による小説「Ζ館殺人事件ディスコミュニケーションの果てに」が収められています。また、シンプルなトーク企画「オトナは!OTONAWA!」も注目を集めるでしょう。MCはいとうせいこうとユースケ・サンタマリア、ゲストには岡村靖幸や斉藤和義が登場します。

編集部の中心メンバー



『Tropic』の編集部は個性豊かなメンバーによって構成されています。編集長は角田陽一郎氏で、TBSテレビ出身のバラエティプロデューサーであり文化資源学者です。多彩なテレビ番組を制作してきた彼は、人文学への深い理解も併せ持つ人物です。

アートディレクターには、尾原史和氏が就任。彼は「発明するデザイナー」として知られ、紙媒体において常に斬新なデザインを手掛けています。これまで、R25やTRANSITなどのプロジェクトを通じて、彼の独特のセンスが多くの読者に愛されてきました。

また、編集統括を務める青木肇氏は、ノンフィクション雑誌での長いキャリアを持ち、作品『ネットと愛国』や『しんがり』などが話題になりました。彼は、2009年に休刊した「月刊現代」の復活を模索し、このプロジェクトへ参加した経緯があります。

紙メディアに挑む理由



なぜこの時代にあえて紙メディアを創り出すのか? 角田は、「こんな時代だからこそ、紙メディアに勝機があると思っています」と語ります。「時代はいま、新しい知的好奇心を求めているはずです」と彼は強調し、オンラインやイベントの多面的な展開を通じて『Tropic』がその中心となることを目指しています。紙媒体が持つ特有の魅力や存在感が、新たな文化的潮流を生むことが期待されます。

『Tropic』の今後の展開に、ぜひ注目してみてください。詳細情報は、公式サイトで随時発表される予定です。

公式サイト: Tropic


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会社情報

会社名
株式会社講談社
住所
東京都文京区音羽2-12-21
電話番号
03-3945-1111

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