循環型社会の実現へ向けたウッドプラスチックテクノロジーの挑戦
株式会社ウッドプラスチックテクノロジー(東京都文京区、代表:中山東太)は、公益財団法人東京都環境公社が募集した「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業」に採択され、2024年9月10日にその成果が発表されました。この事業は、東京都が掲げる「ゼロエミッション東京」実現に向けた取り組みの一環であり、今後の環境への影響を大きく変える可能性を秘めています。
サーキュラーエコノミーとは
サーキュラーエコノミー(循環型経済)は、持続可能な社会を目指し、資源の使用を最小限に抑えることを目的としたシステムです。この理念は、廃棄物を資源として再利用し、資源の循環を促すことで成り立っています。東京都では、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、その実現には地域に根ざした取り組みが必要です。
事業の詳細
ウッドプラスチックテクノロジーは、展示会や建設現場で廃棄処分される使用済みPPバンドを回収し、リサイクルを促進する新たなプロジェクトを立ち上げました。具体的には、主に以下の2つの分野で活動が行われます。
1. 具体的な回収活動
- - 展示会会場での取り組み: 大規模な展示会で発生する梱包資材を回収し、2024年12月からの展示会「エコプロ2024」を皮切りに開始します。
- - 建設現場からの廃材回収: 清水建設が手掛ける工事現場からプラスチック廃材を特定し、PPバンド、ストレッチフィルム、紫外線で劣化しにくい袋などを分別して回収します。これらの廃材は、PPバンドはリサイクルされ、新たなPPバンドとして生まれ変わります。
2. 情報発信・PR活動
ウッドプラスチックテクノロジーは、リサイクルに対する意識向上を目指して、以下のような情報発信も行っています。
- - YouTubeチャンネル: PPバンドのリサイクルをテーマにした啓蒙動画を配信しており、すでに3本の動画をアップロードしています。視聴者にはリサイクルの利点や重要性について理解を深めてもらえる内容となっています。
YouTubeはこちら
- - 特設ランディングページ: リサイクルPPバンドに関する詳細情報や実績を紹介するページを運営しており、より多くの人々に利用促進を図っています。
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今後の展望
このプロジェクトが成功すれば、東京都内で発生する廃棄物の削減に加え、地域の環境意識の向上にも寄与すると考えられます。ウッドプラスチックテクノロジーは、全国的にサーキュラーエコノミーのモデルとなることを目指し、さらなる取り組みを進めていくでしょう。
自己の利益だけでなく、地域社会や環境への貢献を考慮した取り組みが、一段と成熟した社会を築くために必要です。私たちもこのような企業の活動を応援し、積極的にエコな社会の実現を目指していきたいものです。
■ 連絡先
株式会社ウッドプラスチックテクノロジー
住所:〒113-0033東京都文京区本郷3-32-7 東京ビル6F
電話:03-5844-3366
メール:
[email protected]
HP:
www.wpt.co.jp