Sustainnovation ピッチで選ばれた優れた提案
2024年10月22日、東京都日本橋にある室町三井ホールで開催された「Sustainnovation ピッチ」において、養豚テックを展開する株式会社Eco-Porkが最優秀賞を獲得しました。このイベントは、クラダシとFuture Food Fundの共催で行われ、食の課題解決に挑むスタートアップ企業5社が集結しました。各企業は、限られた6分間でそれぞれの事業プランを披露し、訪れた審査員たちの心を掴みました。
世界の食の未来を照らすEco-Pork
株式会社Eco-Porkの取締役CFOである鈴木健人氏は、養豚を起点に食料供給と環境対策の二つの側面から社会的な課題解決に取り組んでいます。審査を担当したエッグフォワード株式会社の徳谷智史社長は、Eco-Porkのビジョンを評価し、「養豚事業全体を変革し、データを活用した科学的な経営を進化させるコンセプトが素晴らしい」と述べました。また、Food Techの広がりを多くの人々に感じさせた点も高く評価されました。
他の登壇者と社会的意義
メディア賞は、株式会社オカラテクノロジズが受賞。この企業は、「おから」をアップサイクルし、環境と食文化の両面に貢献する試みに挑戦しています。株式会社オカラテクノロジズの取締役上田将大氏は、「おからの魅力を知ってもらうことが重要」とコメント。廃棄されるおからの量は年間約100億円とされており、今後の可能性に注目が集まっています。
食のサステナビリティを考える
クラダシは、これまでにも食のサステナビリティ向上に取り組んできました。今回のピッチでは、登壇した企業たちが持つ革新的なアイデアが食品業界における新たなスタンダードを示唆しています。同イベントを通じて、参加者は互いの知見を持ち寄り、課題解決に向けたコラボレーションの機会を得ることができました。
今後の展望
Eco-Porkが最優秀賞を受賞したことにより、養豚業の新たな可能性が広がると期待されています。最優秀賞には、オイシックス・ラ・大地のおせち料理やワインセットが贈られるほか、エッグフォワード社によってエグゼクティブコーチングが提供されることになっています。このような支援を受け、新たなステージへと進むEco-Pork。さらなる発展が今から待ち遠しいです。
クラダシのビジョン
今後もクラダシは、食業界のサステナブルな進化を後押しするべく、スタートアップ企業の支援を続けていく方針です。ピッチイベントの成功を踏まえ、食の課題解決に向けた取り組みが広まることを期待しています。