サティスがINFINITIXとAIプラットフォームで提携
2023年10月、サティス株式会社が、アメリカのINFINITIX社(日本法人:インフィニティクス・ジャパン株式会社)とのパートナー契約を発表しました。この提携により、両社は急成長が期待されるAI市場で共通のビジョンを持ち、革新を目指していくこととなります。
提携の背景
急速に進化を続けるAI市場において、特に注目されているのが次世代AIモデルの開発です。より高性能なAIが求められ、2029年には世界市場の規模が約945億ドルにまで達するとされています。この成長はアジア太平洋地域における需要が高まることを示唆しており、品質や透明性の確保が求められています。
また、AIに関する各国の規制が強化されており、透明性や著作権の遵守が新たな課題となっています。サティスは、こうした環境の中でAIプラットフォームインテグレーターとしての中心的役割を担うことを目指しています。
提携の内容
今回の提携では、サティスの高い技術力を活かしながら、INFINITIXが提供する革新的なAIインフラ「AI-Stack」を導入・展開を強化します。このプラットフォームでは、GPUリソースの効率的な管理を実現するためのオートスケジューリングや分散コンピュータ技術が活用されます。
具体的には、エコシステム全体を見渡したAIプラットフォームの構築が目指され、迅速かつ効率的なAIの開発と展開が期待されています。これにより、企業がAIをビジネスの根幹に据えるための基盤が整備されることになります。
各社のコメント
INFINITIXの代表取締役社長、呉 孝展氏は、「このたびサティス株式会社様とパートナーシップを結べたことに感謝し、共通のビジョンを持つことでAIソリューションの導入を加速し、持続可能な価値を創出できると確信しています」とコメントしています。両社は信頼関係を基盤に協力を深め、AIエコシステムの拡大に寄与することを目指しています。
サティス株式会社の林 龍太社長も「INFINITIX社との提携によりAIソリューションの提供が実現できることを嬉しく思っております。生成AIの普及により、AIプラットフォームのニーズが急増しているため、インテグレーションにより持続可能なプラットフォームの構築に取り組んでいきます」と述べています。
まとめ
両社の提携は、AIエコシステムの発展を促進し、企業がデジタルトランスフォーメーションを進めるための大きな動きとなるでしょう。AI技術が進化する中で、サティスとINFINITIXの提携がどのように市場に影響を与え、未来のビジネスを変革するのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。