マウザーがロームのAI搭載マイクロコントローラ「ML63Q25x」を取り扱い開始
マウザー・エレクトロニクスは、ローム株式会社の新たなマイクロコントローラ「ML63Q25x」シリーズの取り扱いを発表しました。この製品は、産業オートメーションやロボティクス、民生用電子機器など、幅広い分野での活用が期待されています。
「ML63Q25x」シリーズは、先進的なAI機能を搭載しており、リアルタイムな状況監視や予知保全の実現を目指しています。これは、設備の故障を未然に防ぐために、デバイス上での異常検知と学習を行うことで、保守コストを削減し、稼働を維持することが可能になります。
先進技術の採用
ロームのSolist-AI™技術を活用したこのマイクロコントローラは、シンプルな3層のニューラルネットワークアルゴリズムを実装しており、クラウドへの接続が不要です。これにより、データ遅延やセキュリティリスクが軽減されるメリットもあります。
搭載されるプロセッサは、32ビットのArm® Cortex®-M0+で、AIアクセラレータや各種周辺回路が統合されています。エネルギー効率も考慮されており、消費電力はわずか40mWとなっています。これが可能にするのは、様々な環境や設備へと柔軟に対応できることです。
リファレンスボードでの開発支援
また、マウザーはロームのリファレンスボード「RB-D63Q2537」と「RB-D63Q2557」も取り扱っており、それにより開発支援が行われます。Armデバッガを使ったソフトウェア開発やデバッグが可能で、FTDI製USB-SPIインタフェースを介してPCとの接続も行えます。これにより、AIアクセラレータの動作を実際にモニタリングしながら開発を進めることができます。
このように、マウザーの新たな取り扱い製品「ML63Q25x」シリーズは、AI技術を活用した革新的なマイクロコントローラとして、様々な業界での活用が期待されます。これからの進化が楽しみです。
製品の詳細については、
こちらからご覧いただけます。また、最新の製品情報やニュースについても、マウザーの公式サイトでチェックできます。
マウザー・エレクトロニクスについて
マウザー・エレクトロニクスは、半導体と電子部品の正規代理店として知られ、最新技術の導入に積極的です。680万点以上の製品を取り扱う中で、顧客のニーズに応じた情報提供を行っており、エンジニアの設計開発を強力にサポートしています。
詳細な情報は、公式ウェブサイト
http://www.mouser.jpをご覧ください。