Dialogue for Everyoneが新たなインパクト戦略へ
東京都文京区に本社を置くDialogue for Everyone株式会社は、社会的インパクトの創出に本腰を入れることを発表しました。これに伴い、ソーシャルインパクト経営を専門とする株式会社すくらむから、久保匠氏が株主として参加し、戦略パートナーシップを結ぶこととなりました。彼の協力を得て、同社は「年齢にとらわれず、挑戦できる社会の構築」を目指した取り組みを加速させます。
当社は主に50代のセカンドキャリア人材を対象に、「大人のインターンシップ」と呼ばれる越境学習プログラムを提供し、地域企業の人材問題解決に寄与しています。このプログラムは、ミドルシニア人材が新たなスキルを習得し、地域企業での役割を果たすことを目指しています。
受賞歴が示す社会的評価の向上
この活動により、Dialogue for Everyoneは近年多くの評価を受けています。2025年2月には日本オムニチャネル協会DXイノベーション大賞で審査員特別賞を受賞し、同年7月には「フィガロジャポン BWAピッチコンテスト2025」において、創業者の大桃綾子がプロフェッショナルアワードを獲得しました。このコンテストは、女性起業家のビジネスアイデアを評価する場として知られ、今回参加した160件の中から選ばれたのを受け、大桃は50代労働者と地方企業とのマッチングモデルを提案し、その有効性が高く評価されました。
戦略的パートナーシップの展開
また、久保氏は当社のインパクト戦略を資本面で支えるだけでなく、戦略的な実行パートナーとしても積極的に関与します。久保氏は、地域でのソーシャルインパクトボンドの施策を推進した経験を持つため、今後の取り組みに大いに貢献できるでしょう。これにより、持続的かつ効果的な社会的インパクトの創出を目指し、地域企業とセカンドキャリア人材への支援が期待されます。
社会的インパクトを目指す新プログラム
新たに開始する経営支援プログラムは、セカンドキャリア人材の知見と経験を生かして地域の企業にインパクト戦略を提供し、それによって「ローカルゼブラ企業」との協働を進めていく考えです。これにより、地域経済の持続可能性を高めるための基盤を構築していきます。特に、今後5年間で1000人の越境参加者を目指し、ミドルシニア層が地域の人材難を解決するための解決策を提供していきます。
アウトカム指標の設定
具体的な目標として、以下のアウトカム指標が設定されています:
- - ミドルシニアの越境参加者数500名(5年間で1000名)
- - 越境受入れ地域企業数500社
- - 越境導入大手企業100社(5年間で合計300社)
さらに、参加者のモチベーション増加率が90%、行動変容率が80%という目標を設け、自らの学びを地域に還元する仕組みを整えていきます。
終わりに
Dialogue for Everyone株式会社は、越境学習を基にした人材の流動化を進め、社会全体に新しい風を吹き込む挑戦を続けていく考えです。大桃氏、北村氏、久保氏の強力なパートナーシップと、セカンドキャリアの力を活用した地域活性化の取り組みが、より良い社会の形成に貢献していくことを期待したいです。