谷川建設がシンクリモートを導入し建設業のIT革命を実現
長崎県に本社を構える谷川建設が、2024年2月から遠隔支援ツール「SynQ Remote(シンクリモート)」の導入を決定しました。この取り組みは、高齢化が進行する建設現場での業務効率化と品質向上を目指すものです。*
谷川建設の企業概要
谷川建設は、木造住宅や土木工事、さらには商業施設の建設を手がける総合建設業です。「やすらぎとくつろぎの住まい」をテーマに、地域社会に貢献し続けています。詳細については、
公式サイトをぜひご覧ください。
設置背景と導入目的
現在の建設業界は、高齢化と若手人材の不足に悩まされています。特に現場管理の効率化が必要とされ、谷川建設は社長の明確なリーダーシップの下、2023年6月よりDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の初手を打ちました。従来のやり方を変えないことには、残業時間の改善が難しいと考え、注目したのが「遠隔臨場システム」です。
高齢化する現場には、ITツール導入への抵抗感が根強いですが、谷川建設は全社的なDX推進に取り組んでいます。「ベテラン技術者がポインタ機能を駆使する」「若手が遠隔で意見を交換する」といった事例は、新たな取り組みのジレンマを乗り越える手助けとなっています。
シンクリモート導入による効果
シンクリモートの採用により、谷川建設は年間550時間の業務時間削減を見込んでいます。これにより、現場監督の負担が軽減されると共に、年齢に関わらず技術者同士のコミュニケーションがスムーズになり、現場の質も向上しています。
- - 年間550時間削減:移動時間の減少で作業負担が軽減
- - 残業時間の削減:遠隔からリアルタイムで指示が可能
- - ITツールの浸透:高齢の技術者も使いこなせる仕組みづくり
従来のアナログスタイルから脱却する試みは、業務効率化とともに現場環境の働き方改革にも貢献しています。「現場の常識をどう変えるのか」という側面からも、注目されているDXの成功事例となるでしょう。
今後の展望とさらなる取り組み
谷川建設は、シンクリモートを現場管理だけでなくアフターサービスやメンテナンス対応にも利用し、業務効率を更に向上させる見込みです。また、若手社員の技術育成にもシンクリモートを活用し、高齢化が進む現場での知識と経験の伝承を促進しています。さらに、クアンドは谷川建設のDX推進を支援し続け、さらなる業務効率化と品質向上を目指します。
株式会社クアンドは、2017年に設立された企業で、遠隔支援ツール「SynQ Remote(シンクリモート)」を開発・提供しています。詳細は
こちらでご覧ください。