リケナリシスとカタグルマ、業務提携で新たな一歩を
2023年9月1日、リケナリシス株式会社と株式会社カタグルマが戦略的な業務提携を開始しました。この提携は、保育所向けAI午睡見守りサービス「hana-an®」の市場展開をより進めることを目的としています。両社は連携を通じて、より多くの保育園にこの革新的なサービスを提供し、地域の保育士たちの負担軽減と安全性向上に貢献することを目指しています。
提携のポイント
今回の提携においては、2つの主要な目的があります。一つは市場の拡大です。リケナリシスが開発したhana-an®の魅力を、多くの保育園に届けるため、共同で営業活動とプロモーションを実施することを計画しています。これにより、保育園の数が増えれば、サービスを利用する子どもたちが直接的な恩恵を受けられます。
もう一つは、保育園の実際のニーズに対応することです。カタグルマは、さまざまな保育園に関する情報を持っており、そのデータをhana-an®に活用することで、より便利で安全なサービスを提供する道筋をつけます。また、保育園における課題をリアルタイムで反映し、機能改善を行うことを目指しています。
hana-an®の特長
hana-an®は、理化学研究所との共同研究から生まれた、AIを活用した保育所向けの午睡見守りサービスです。最大12名の赤ちゃんを同時に見守ることができ、特に「うつぶせ寝」といった危険な体勢に入ると警告が発せられます。さらに、赤ちゃんの寝かしつけが行われる前から、ボタンひとつで見守りを始められる仕組みがあり、保育士の業務の効率化を図っています。
また、hana-an®は自動的に寝相を記録し、午睡チェック表を作成することで、保育士にとっての煩雑な作業を軽減します。このように独自の技術とアイデアで、保育士が赤ちゃんとのより深い交流に専念できる環境を整えています。
カタグルマの成り立ち
カタグルマは2021年に設立され、「子どもの育ちを支える仕事を、子どもの憧れから社会の誇りへ」とのビジョンを持ち、保育や教育、療育に特化したサービスを展開しています。保育士たちが抱える業務の課題を解決するため、さまざまなソリューションを提供し、すでに全国で多くの施設に利用されている実績があります。特に、人事評価業務の効率化を図るKatagrMa人事評価は、利用者から高い評価を得ています。
両社の理念と今後の展望
リケナリシスとカタグルマは、少子化や保育士不足、事務作業の軽減といった社会的な課題に取り組むために連携を強化しています。本提携により双方のリソースと知識を最大限に活用し、シナジー効果を生むことを期待しています。今後もこの関係を生かし、新たな価値を創造し、顧客満足度を向上させていく計画です。
本コラボレーションによって、より安心、安全な保育環境が整うことが期待されています。両社は今後も発展的な連携を進めていく姿勢を示しています。