物流業界の未来を拓くデジタルサービスの新たな挑戦
2023年8月23日、物流デジタルサービスプロバイダー18社が協力して開催する「物流DX会議」が行われました。このイベントは、物流や製造のデジタル化に関する重要な取り組みを発表する場として位置付けられます。昨年の物流DX会議から参加企業数は3倍に拡大し、特別ゲストを迎えたことで、一層白熱した議論が展開されることが期待されています。
イベント開催の背景
物流業界は、荷主と物流事業者との連携が不可欠ですが、現在は多くのデジタルサービスが分離されて存在し、情報伝達がアナログに依存しているのが現状です。このような中で、限られた資源を最大限活用するためには、デジタル化が必須です。特に2024年4月からの人手不足やさまざまな課題に直面する中、デジタルサービスの連携が求められています。
前回の会議では個別最適化の限界を論じ、複数のシステムが連携するビジョンを示しました。今回は実際の連携事例を紹介し、ユーザー企業の声を通じて具体的な成果を共有します。メインモデレーターには、「LOGISTICS TODAY」の赤澤編集長が引き続き務め、豊富な知見をもとに議論をリードします。
物流DX会議の詳細
「物流DX会議」は、オンライン形式で開催され、参加者は事前に登録することで無料で視聴可能です。定員は800名で、イベントのアーカイブ視聴も事前登録が必要です。この機会を利用し、物流業界のデジタル化に関心のある方におすすめです。
【イベント概要】
- - 開催日時:2024年8月23日(金)10時〜17時30分
- - 形式:オンライン(Youtube配信)
- - 参加費:無料
- - 定員:800人(事前申込必須)
- - 申込期限:2024年8月22日(木)17時
- - 申込ページ:こちら
デジタルピッキングシステムの導入事例
会議では特に注目されるのが「デジタルピッキングシステム」です。このシステムは、物流倉庫や工場においてピッキングや仕分け作業を支援します」。保管棚に設置された表示器が、光と音で作業者を誘導します。近年、短納期や多品目少量のオーダーが増加し、作業の複雑さが増しています。そのため、ヒューマンエラーのリスクが高まる中で、デジタルピッキングは作業効率と品質の向上に寄与します。
アイオイ・システムは、このデジタルピッキングシステムを73ヵ国以上に展開し、導入実績ではナンバーワンを誇っています。今後も物流と製造分野において、デジタル化を推進し続けることで、業界の発展に寄与していくでしょう。
アイオイ・システムの取り組み
株式会社アイオイ・システムは、物流、製造関連システムの設計・開発・販売を行う企業であり、全世界に先進的なシステムを提供しています。デジタル化を進める中で、ユーザー企業や公共機関、業界団体との連携も重視しています。社長の吉野豊が率いるこの企業は、物流業界のデジタル化の旗振り役として、貢献を続けています。
この機会に、物流DXの進展について理解を深め、今後の取り組みに参加することを考えてみてはいかがでしょうか。物流の未来を切り開く一助となることでしょう。