福岡市が新たな社会起業家を生み出すための短期集中プログラム「FUKUOKA SOCIAL START UP ACADEMY」第3期の開講が決定しました。2025年6月から開始されるこのプログラムは、社会問題解決を目指すビジネスアイデアの基礎を養うことを目指しています。主催は、世界13カ国で多様なソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパンと福岡市のスタートアップ支援施設Fukuoka Growth Next(FGN)です。
今回の第3期では、「福祉」に焦点を当てた新しい講座が用意されています。社会課題解決に向けての起業理念を持つ参加者が集まり、3回の講座を通じて実践的な知識や経験を得ることができます。特に、福祉分野における現実的な問題やソリューションを話し合う「起業家講座」や、ビジネスアイデアを具現化する「実践講座」が設けられています。
初年度の2024年度には、多くの参加者が集まり、総勢267名が起業家講座、50名が実践講座に参加しました。前回のプログラム同様、FGNではインキュベーションプログラム「STARTUP ELITE Bootcamp」と連携し、DEMO DAYでの発表を目指す受講者も数名輩出しました。
第3期の起業家講座「福祉×社会起業 現場のリアル」では、現役で社会起業に取り組む講師たちが登壇し、実際の事例や体験を基にしたリアルな情報が提供されます。この講座は無料で、参加希望者は特設ウェブサイトから申し込みが可能です。
さらに、実践講座ではソーシャルビジネスの基礎概念を学ぶワークショップ形式が採用されます。参加者は、具体的なビジネスコンセプトを自分で作り上げる力を養いつつ、プロのサポートを受けて自信を持つことができるのです。これにより、受講者は自己のアイデアを具体的なアクションに結び付けるチャンスを得ることができます。
ボーダレス・ジャパンは、2007年に設立された社会起業家のプラットフォームであり、様々な社会課題に取り組む事業を展開しています。今後も、社会の様々なニーズに応えるビジネスモデルの開発に貢献していくことで、より多くの社会起業家が誕生することが期待されます。
もし、福岡市で社会起業家を目指す方がいれば、ぜひ「FUKUOKA SOCIAL START UP ACADEMY」に応募してみてはいかがでしょうか。新たな挑戦の始まりかもしれません。エントリーは3月まで受け付け中で、興味のある方は公式ウェブサイトをチェックしてください。福岡市を舞台に、次世代の社会起業がどのように育っていくのか、非常に楽しみです。