茅ヶ崎市美術館で青山義雄生誕130年展を開催！色彩の魅力を再発見

茅ヶ崎市美術館「生誕130年青山義雄とその時代」展の魅力

2024年、画家青山義雄の生誕130年を記念した特別展が茅ヶ崎市美術館で開催されます。青山義雄（1894-1996）は、日本とフランスを行き来し、そのアートシーンに多大な影響を与えた存在です。彼の作品は色彩豊かで、独自の視点から表現された自然や花々が印象的です。この展覧会では、青山の生涯とその影響を深く感じることができる貴重な機会です。

青山義雄の足跡

青山は神奈川県横須賀市で生まれ、少年時代は三重県や北海道で過ごしました。1910年に上京し、11年後の1921年、フランスへ渡ります。フランスでの生活は彼の作品に決定的な影響を及ぼしました。特に、彼はアンリ・マティスから高く評価され、その作品には色彩に対する独自のアプローチが感じられます。青山は1986年まで茅ヶ崎市でアトリエを持ち続け、最晩年まで精力的に制作を続けました。

展覧会のみどころ

1. 青山義雄の全作品を展示
当館所蔵の青山義雄のさまざまな作品が集結し、油彩画やスケッチなど多彩なスタイルを楽しむことができます。彼の作品の鮮やかな色彩は、見る人の心を惹きつけてやみません。

2. 友人画家の作品も特集
青山と親交を持った梅原龍三郎やフランスで共同展を開いた椿貞雄など、彼と関わりのあった画家たちの作品も展示されます。これにより、青山の芸術家仲間とのネットワークを通じて、彼の創作活動の背景を垣間見ることができます。

3. 初公開の旅行用パレット
青山が使用していたパレットも展示します。このパレットには、青山自身が名付けた「青山ブルー」や各種色彩が記録されており、彼の色彩感覚をより深く理解する手助けになるでしょう。