業務効率化の新たな一歩もたらす連携サービス
JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために、サイボウズ株式会社のノーコードツール「kintone」と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社のクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」を結ぶ「帳票連携サービス for FUJIFILM IWpro」を発表しました。この新サービスは2023年12月2日より提供が開始されます。
kintoneの進化とその利用状況
kintoneは、業務アプリをシンプルに作成でき、多くの企業や団体による活用が進んでいます。顧客情報の管理から、バックオフィス業務での日報や請求書・発注書の作成など、その使用用途は広がっています。特に、ノーコードでのアプリ開発が可能なため、ITスキルがないユーザーでも直感的に業務アプリを構築し、運用できる点が強みです。
FUJIFILM IWproの特徴
一方、FUJIFILM IWproは、文書の自動取り込み、仕分けに加え、データの安全な管理や出力機能を提供します。これにより、バックオフィスの帳票業務を煩雑にさせることなく効率化し、証憑として必要な情報を安全に保管することが可能です。また、取引先への帳票の送信から受領までの手続きをワンストップで行える利便性も評価されています。
新サービスの概要
新たに導入された「帳票連携サービス for FUJIFILM IWpro」では、kintoneに登録されているPDFファイルやデータが自動的にFUJIFILM IWproに連携されます。通常、SaaS間の連携にはプログラム開発が不可欠ですが、このサービスでは簡単な設定をするだけで、自動連携が実現するのが特長です。
例えば、請求書業務においては、kintone上で作成された請求データをもとに請求書を生成し、そのデータをFUJIFILM IWproに送信する。その後はメールでの取引先への送付、証憑の保管など一連の業務がシームレスに行えるようになります。これにより、業務上の無駄を省けるだけでなく、顧客対応の質も向上することでしょう。
パートナー企業からの声
この新サービスの導入に賛同する各社からもコメントが寄せられています。富士フイルムビジネスイノベーションの執行役員である菊池氏は、「この度の連携により、お客様の業務がより効率化されることを期待しています」と述べています。また、サイボウズの清田氏も「kintoneとFUJIFILM IWproの連携で、業務改善が一層進むと信じています」とコメントしています。
まとめ
今後、kintoneがさらに多くの企業に浸透し、業務のデジタル化が進む中で、JBATによる「帳票連携サービス for FUJIFILM IWpro」がどのように役立つのか、大きな期待が寄せられています。これにより、複雑な帳票管理業務がシンプルになり、全体的な業務効率向上に貢献できるでしょう。さらに、この連携が生むシナジー効果により、企業が費やすコスト削減にもつながる可能性が高まります。今後の展開に注目です。