レザー祭典の魅力
2015-11-19 18:19:28
国内最大のレザー祭典「Japan Leather Award 2015」を振り返る
国内最大のレザー祭典「Japan Leather Award 2015」を振り返る
2015年11月19日、阪急うめだ本店で、日本最大規模のレザー祭典「Japan Leather Award 2015」が盛大に開催されました。今回のイベントでは、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が主催し、330点もの作品がエントリーし、革製品の世界における多彩な魅力を発信しました。
この「Japan Leather Award」は、2008年から始まったもので、革製品に対する消費者の関心を高めるべく、単なるコンペティションにとどまらず、様々な交流の場を提供し、つくり手とつかい手のコミュニケーションを促進しています。今年のテーマは「素材×デザイン×ファッション=∞」で、参加者たちはそのテーマに基づいて独自の視点から作品を創作しました。
審査の様子
10月26日と27日に行われた審査会には、プロの審査員10名と一般の来店客150名が参加しました。この中にはファッションデザイナーのドン小西氏もゲスト審査員として登場し、参加者の作品を審査しました。オープンな審査スタイルにより、多様な視点からの評価が下され、最終的には部門賞9作品とゲスト審査員賞1作品の計10作品が選ばれました。
表彰式では、受賞者がステージに上がり、ドン小西氏とのクロストークや評価が行われました。彼は、「力作が揃い、他の業界にはないクオリティの高さを感じました。ミニマリストデザインや素材使いは素晴らしく、まるで現代の侍のよう」と称賛しました。また、審査員長を務めた東京藝術大学教授の菅野健一氏も、「質・内容ともに向上しており、出品者の真剣な姿勢が作品に表れている」とコメントし、イベントの意義を強調しました。
グランプリ受賞者の声
表彰の最後には、グランプリを受賞した二本真氏が登壇。彼の作品は、国内外で評価されている黒桟革を使用したもので、特別な思いが込められていました。二本氏は、「この革には特別な意義があり、その素晴らしさを表現できたことがグランプリにつながりました」とコメントし、喜びを静かに語りました。
今後の展開
「Japan Leather Award」は、今後も多くの人々にレザーの魅力を伝えるための活動を続けていくとしています。新たな才能や革の可能性を広げていくこの祭典は、レザー産業の未来を担う重要なイベントとして、さらなる発展が期待されます。参加者や消費者が一緒になって作り上げるレザームーブメントに、今後も注目が集まります。レザーの新たな価値や出会いが、これからどのように広がっていくのか、楽しみにしたいところです。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 日本皮革産業連合会
- 住所
- 東京都台東区駒形1-12-13
- 電話番号
-
03-3847-1451