地域材と職人の手仕事が紡ぐ新しい住まい
2022年5月28日、株式会社未来工房が久留米のhit住宅展示場に新たなモデルハウス「温故知新」をオープンしました。このモデルハウスは、合板やビニール壁紙を一切使わず、自然素材の木材や漆喰などを使用することによって、脱炭素社会の実現に寄与することを目的としています。
近年、SDGs(持続可能な開発目標)や気候変動への対応が求められる中、住まいづくりにも以下のような課題が存在します。:
- - 短い建物の耐用年数(約30年)
- - 有害化学物質の使用とその健康リスク
- - 大量のCO2排出を伴う建材生産
- - 不適切な廃棄物処理
未来工房では、京都の木材や漆喰、羊毛による断熱材を職人の手作業で使用することで、これらの問題に立ち向かっています。地元九州の自然素材を使うことにより、環境への負荷を軽減しつつ、耐震性や居住空間の質を高める努力をしています。
環境への配慮と健康を考える
今回の新しい展示場では、山辺構造設計事務所や九州職業能力開発大学校と共同で耐震構造の研究を行い、近畿大学医学部の東賢一准教授による室内環境調査も実施されています。また、理学療法士グループと共同で構成によって足に与える影響の実験も進めており、居住者の健康や長寿命への配慮がされています。
このような取り組みを通じて、未来工房はただの住まいを提供するだけでなく、長く愛される建物の実現を目指しています。住宅の外観や庭も地域の文化に配慮したデザインとなっており、近隣住民との調和を大切にしています。
未来工房の理念と取り組み
未来工房は創業当初から、環境に配慮したストック住宅の概念を大切にし、無垢の木と手仕事にこだわった家づくりを行っています。全国各地の工務店と連携し、木材の適切な循環や教育活動にも力を入れています。子どもたち向けの木に触れる体験や教材作りなどを通して、次世代に対して持続可能な住まいの重要性を伝えることに努めています。
ご来場をお待ちしています
ぜひ、新モデルハウス「温故知新」を訪れ、未来工房の取り組みや地域材の持つ魅力を体感してください。これからの住宅づくりが、環境と人に優しいものとなることを共に考えるきっかけになるでしょう。
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