シネジックがShippioで進化する在庫管理の新時代
シネジック株式会社は、木質構造用ねじの専門メーカーとして知られており、2025年に開催される関西万博に向けて高い期待が寄せられています。約87万本もの同社製ビスが大屋根リングに使用され、国産木材を使った建築においてのシェアも急速に広がっています。しかし、製造現場を持たないファブレスメーカーとしての立場から、シネジックは「適正在庫」の維持と「過剰在庫の回避」という課題に直面していました。これらの課題を解決するために、株式会社Shippioのデジタルフォワーディングサービス「Shippio Forwarding」と貿易管理クラウド「Shippio Cargo」を導入しました。
導入の背景
シネジックでは、商品の発送や在庫管理を効率化するために取り組んでおり、その一環としてデジタルツールを導入する必要性を感じていました。過去には、さまざまな取引先や物流事業者とのやり取りがメールで分散され、各案件の進捗を一元的に把握することが難しい状況でした。そのため、納期の管理や適正在庫の維持に対する意識も希薄になりがちだったのです。特に、リードタイムの分析には手間がかかり、情報の正確性にも懸念がありました。
こうした背景から、シネジックはShippioの提供するサービスを利用することで、在庫管理のプロセスをデジタル化および可視化することに決めたのです。
Shippioサービスの導入
「Shippio Forwarding」は、輸出入手配からトラッキング、書類管理までの一連の業務をワンストップで提供するサービスであり、ついにシネジックもこのサービスの利用に踏み切りました。また、「Shippio Cargo」は、貿易実務の可視化と効率化を支援するクラウドサービスであり、異なる国からの輸送をスマートに管理できる機能が魅力です。
これらのサービスにより、シネジックでは輸入案件の進捗を毎日確認する習慣がつき、納期管理への意識も自然と高まりました。特に、「Shippio Forwarding」を使ってトラッキング機能を利用した結果、これまで手作業で行っていた情報確認が迅速に行えるようになり、業務の効率化が進みました。
導入後の成果
Shippioの導入による成果は明らかで、初めての導入にもかかわらず、適正在庫の精度が向上しました。本船の動静を自動的にトラッキングできる機能が実装されたことで、すべての案件の状況を横断的に把握することができ、コミュニケーションも円滑になりました。進捗情報が集約され、社内外の関係者間での情報共有もリアルタイムで可能となり、進捗報告にかかる工数を約20分程度削減できたとのことです。
また、リードタイムの分析がスピーディーにできるようになり、出港日や入港日通関日などの情報がShippioに集約されたことで、より精緻な在庫管理が実現しました。これによりシネジックは、台湾からの輸送においても、より精度高く在庫コントロールを行えるようになったといいます。
未来の展望
商品管理部のSCM推進課マネージャーである鹿野達也氏は、Shippioの導入によって業務が円滑に進むようになったと大いに評価しています。「Shippioのサービスが私たちの現在の業務に欠かせない存在になっている」との声も寄せられ、今後のAIを活用した機能の進化にも期待を寄せています。また、木質構造用ねじについては、JISマークの認証を世界で初めて取得し、さらなる信頼性向上を図っています。今後はこの基盤を生かし、さらなる業務効率化を目指していくことでしょう。
シネジックがShippioの技術を駆使して権威ある製品を供給し続けることは、今後の木造建築の発展にも貢献するに違いありません。デジタルの力で進化し続けるシネジックの挑戦から目が離せません。