Leitz HEKTOR の新展開
映像制作の現場において、レンズ選びは重要なポイントです。そんな中、映像情報設備を手掛ける三友株式会社が、日本国内での取り扱いを開始したシネマレンズ、Leitz HEKTOR(ライツ・ヘクター)に注目が集まっています。これまでにない、信頼性と美しい描写を追求したこのレンズの魅力を詳しく紹介します。
Leitz HEKTORの特長
Leitz HEKTORは、フルフレーム単焦点レンズシリーズであり、さまざまなカメラに対応可能な交換式ミラーレスマウント(E、L、RF、Z)を採用しています。全6本のラインナップは、18mm、25mm、35mm、50mm、73mm、そして100mmの焦点距離を持ち、すべてT2.1の明るさを誇ります。これにより、薄暗い環境でも優れた性能を発揮し、創造的な映像表現を可能にします。
スムーズな操作性
Leitz HEKTORの各レンズは、完全マニュアル仕様となっており、フォーカスリングとアイリスリングの位置が統一されています。これにより、レンズ交換時の煩わしさを減らし、流れるような撮影が実現します。フォーカスリングの回転角は120°に設定されており、細かい焦点調整が可能です。また、全てのレンズがコンパクトかつ軽量に設計されており、前径は80mm、フィルター径は77mm(18mmレンズを除く)のねじ込み式に対応しています。これも映像制作における利便性を高める要因となっています。
キャラクター・ファーストとクオリティ・ファースト
Leitz HEKTORの理念は「キャラクター・ファースト、クオリティ・ファースト」です。これは、ミドルレンジ市場においても、シネマトグラファーが美しい描写を渇望しながら、信頼できる品質を求める意図から生まれました。HEKTORシリーズも、他のLeitzプレミアムシネマレンズ同様、ドイツ本国で設計・製造されており、その品質は折り紙付きです。
映像に込める思い
特に、Leitz HEKTORでは、100年以上にわたる光学の歴史を基にした描写ルックが追求されています。1930年代から70年代にかけての要素を反映させ、数字センサーの上で鮮やかに映える表現と、現代の映像制作のニーズに対応する性能、被写体を引き立てる遊び心あるキャラクターが巧みに融合されています。
創造性を促すデザイン
HEKTORレンズは、1980年代から90年代にかけて主流だった球面レンズのデザインを踏襲しています。中心部の解像感はやや抑えられており、周辺にかけては自然にフォールオフします。同時に、穏やかなペッツバル効果によって視聴者の注意をソフトに被写体へと導く効果があります。さらに、最新のコーティング技術により、ライツ特有の自然で温もりのある色合いをキープしつつ、全体のコントラストや豊かなフレア表現を実現しています。
会社概要
最後に、Leitz HEKTORの取り扱いを開始した三友株式会社の情報をお伝えします。東京都品川区に本社を構える同社は、映像情報設備の企画開発や施工、機材販売を行っており、代表取締役は藤森基成氏です。
- - 社名: 三友株式会社
- - 所在地: 東京都品川区東五反田1-2-33 白雉子ビル9F
- - 事業内容: 映像情報設備の企画開発・施工
- - 企業URL: 三友株式会社
- - 製品URL: Leitz HEKTOR
新たに取り扱いが開始されたLeitz HEKTORは、映像制作における選択肢を広げるとともに、クオリティとキャラクターを兼ね備えたレンズとして、多くのクリエイターに支持されることでしょう。