北國フィナンシャルホールディングスがSHaiNを導入
株式会社タレントアンドアセスメントが開発した対話型AI面接サービスSHaiNは、株式会社北國フィナンシャルホールディングス(北國FH)に導入されることとなりました。この導入事例が初めて公開され、注目を集めています。
導入の背景
北國FHは、採用活動の中でエントリーシートだけでは候補者の本質を把握するのが難しいという課題を抱えていました。特に近年、AIツールの普及により学生たちのエントリーシート作成もAIに頼るケースが増加しています。その結果、多くの候補者が同じような質問に対する回答を用意しているため、選考を行う側は個性を見落としてしまう恐れがあります。こうした状況から、より効率的で信頼性の高い選考方法を導入する必要性が高まったのです。
SHaiNの導入効果
SHaiNは、選考の初期段階である書類選考の過程に使われています。このAI面接サービスを利用することにより、受検者の評価一覧を見て各候補者の特長や評価の傾向を把握しやすくし、次の面接に進むべきかどうかの判断材料としています。この結果、明確な基準で判断することができ、事前に必要な情報を得ることで、従来必要だった対人面接での確認項目を減らし、面接官の負担も軽減されました。
将来の展望
北國FHは地域に根差した企業として、候補者に対する選考の透明性や公平性を重視しています。都市部の企業と同様の基準で採用プロセスを進めることは、特に中小企業にとって大きな挑戦です。SHaiNの導入によって、北國FHは技術的な先進性を発揮しながら、地域における人材獲得の競争力を高めたいと考えています。
SHaiNとは
タレントアンドアセスメントが手がけるSHaiNは、700社以上で導入実績のあるAI面接サービスです。このプラットフォームを通じて受検者はスマートフォンやタブレットを使い、365日いつでもどこでも面接が可能です。これにより選考辞退のリスクを減少させ、企業側は受検者の特長に応じた質問を用意することで、より質の高い情報を得られるようになります。
EUのAI規制法への準拠
2024年には欧州連合(EU)でAI規制法が施行され、採用に関するAIの利用が高リスクに分類されることが決定しています。SHaiNは、これらの基準をすべて満たしており、安心して利用できるサービスとなっています。採用過程におけるAIの適切な運用を通じて、人材業務の効率化と応募者の体験向上を目指し続けています。
企業情報
北國フィナンシャルホールディングス
- - 所在地: 石川県金沢市広岡2丁目12番6号
- - 代表者: 杖村修司
- - 設立: 2021年10月1日
- - 資本金: 10,000,00万円
- - 事業内容: 銀行及び関連業務の管理
タレントアンドアセスメント
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門 4-1-1 神谷町トラストタワー23F
- - 代表者: 山﨑俊明
- - 設立: 2014年10月
- - 資本金: 5,000万円
- - 事業内容: AI面接サービスSHaiNを軸とした採用コンサルティング