JVCケンウッド、LGBTQ+への取り組みで7年連続ゴールド受賞
JVCケンウッドが、性的マイノリティ(LGBTQ+)への取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において、7年連続で最高評価のゴールドを受賞しました。これは、同指標が開始された2018年から続く快挙です。
「PRIDE指標」とは、一般社団法人work with Pride(wwP)が策定した、企業や団体のLGBTQ+への取り組みを評価する指標です。「Policy」「Representation」「Inspiration」「Development」「Engagement/Empowerment」の5つの観点から評価が行われます。
JVCケンウッドは、経営層によるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進に向けたメッセージ発信、社員就業規則における同性パートナーへの権利保障、LGBTQ+をテーマにした社内イベント開催など、多岐にわたる取り組みが評価されました。
具体的には、社員の就業規則を改定し、事実婚の相手方や同性パートナーを配偶者と同等の権利を持つと明記。これは、家族手当、結婚休暇、慶弔金など幅広い範囲に及ぶ重要な措置です。ただし、税法や社会保険などの外部機関が関わる制度については、適用除外となる場合があります。
さらに、社内イベントとしてLGBTQ+をテーマにした映画上映会を開催するなど、社員の理解促進にも力を入れています。また、日本最大級のLGBTQ+イベントである「東京レインボープライド2024」への参加を呼びかけ、多くの社員が参加しました。
これらの積極的な取り組みは、JVCケンウッドのLGBTQ+に対する真摯な姿勢を示すものです。同社は、今後も多様性を尊重する企業文化の醸成に努め、イノベーションの創出と持続可能な社会への貢献を目指していくと表明しています。
この受賞は、企業におけるLGBTQ+への取り組みが、社会的にますます重要視されていることを示しています。JVCケンウッドの取り組みは、他の企業にとっても模範となるでしょう。
PRIDE指標の5つの観点
PRIDE指標は、以下の5つの観点から評価されます。
Policy(行動宣言): LGBTQ+に関する企業の方針や行動宣言の明確さ
Representation(当事者コミュニティ): LGBTQ+当事者の雇用やキャリア開発への取り組み
Inspiration(啓発活動): LGBTQ+に関する社員教育や啓発活動の充実度
Development(人事制度・プログラム): LGBTQ+を考慮した人事制度やプログラムの整備状況
Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動): LGBTQ+団体との連携や社会貢献活動への取り組み
JVCケンウッドは、これらの全ての観点で高い評価を得たと言えるでしょう。
今後の展望
JVCケンウッドは、今回の受賞を励みに、更なる多様性推進に力を入れると予想されます。今後の取り組みにも注目です。
参考情報
JVCケンウッド公式ウェブサイト
* work with Pride公式ウェブサイト