冬の感染症を防ぐ!正しい消毒と殺菌の方法とは
寒い季節になると、インフルエンザやノロウイルスなど、さまざまな感染症が流行します。今年は特に、インフルエンザが例年よりも早く広がっています。この時期に必要なのは、効果的な感染症対策です。「消毒」と「殺菌」という言葉を耳にすることが多いですが、これらの違いや正しい使い方を理解している人は少ないのではないでしょうか。この記事では、感染症対策に役立つ知識を専門医の佐藤昭裕先生に伺い、わかりやすくまとめました。
1. 必要なのは殺菌? 消毒?
まず、消毒と殺菌の違いについて説明します。殺菌は、細菌を死滅させることを意味し、消毒は病原体を減少させることを指します。また、除菌や抗菌という言葉もありますが、これらは紛らわしいものです。日常生活で使う消毒剤や殺菌剤の効果を最大限に引き出すためには、正しい知識が求められます。
2. 感染性胃腸炎の対処法
特に冬場は、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が増える時期です。このウイルスは口から体内に入ることで感染が広がります。したがって、日常生活で気をつけるべきことは、以下の3つです。
- - 付着させない: 食品や手にウイルスが付かないように気を付ける。
- - 増やさない: 体内でウイルスが増える環境を作らない。
- - 殺菌する: 使用する道具や手を適切に消毒する。
具体的には、トイレやキッチンの清掃と消毒が重要です。特に、家族に感染者が出た場合、徹底的な消毒が必要になります。
3. 次亜塩素酸ナトリウムを薄めた消毒液の作り方
感染症対策としてよく使われるのが、次亜塩素酸ナトリウムです。この消毒液を自宅で簡単に作る方法があります。以下の手順を参考にしてください。
1. 市販の次亜塩素酸ナトリウムを準備します。
2. 水で薄めます。濃度は0.1%程度が効果的です。
3. 清掃後、対象にスプレーし、数分放置します。その後、乾燥させます。
この方法で、インフルエンザウイルスやノロウイルスを効果的に消毒できます。
4. 呼吸器感染症の予防・対処法
呼吸器感染症も冬にかかることが多い疾患です。咳やくしゃみで飛沫感染が広がるため、外出時にはマスクを着用し、人混みを避けることが大切です。また、日々の手洗いが基本です。帰宅後や食事前には、必ず手を洗い、必要に応じてアルコール消毒を行いましょう。
健康を維持するための対策をしっかりと行い、感染症の被害を未然に防ぎましょう。正しい知識を持ち、日常生活に活かすことで、あなたとあなたの家族の健康を守ることができます。
監修プロフィール
佐藤 昭裕(さとう・あきひろ)先生
医学博士であり、日本感染症学会の専門医・指導医です。長崎県での離島医療や東京医科大学病院での経験を経て、KARADA内科クリニックを開院。地域の健康を守るため、日々活動しています。
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