墨田区のすみだモダン
2024-12-24 11:43:36

墨田区で発表された『すみだモダン2024』の魅力とは?

墨田区の地域ブランド『すみだモダン2024』が注目される理由



墨田区で行われた『すみだモダン2024』の発表会が、多くの注目を集めています。このイベントでは、延べ5社による5つの認証活動が紹介され、地域の産業の未来を見据えた取り組みが展開されました。

先日、令和6年12月23日(月)に墨田区産業共創施設SUMIDA INNOVATION COREで開催された認証式では、水野誠一氏が代表を務めるすみだ地域ブランド推進協議会が、優れた取り組みを実施している業者たちに認証楯を授与しました。特に目を引いたのは有限会社芝崎合金鋳造所の芝崎氏が受け取ったもので、墨田区の「すみだモダンブルーパートナー」として認定されたことです。

すみだモダンとは


『すみだモダン』は、東京スカイツリー®の誘致をきっかけに始まった地域ブランド戦略で、2009年から墨田区が力を入れている戦略です。江戸時代から続く「ものづくりのまち」としての魅力を国内外にPRし、地域の産業を活性化させることを目指しています。

近年では、ブランド認証名称が「すみだモダン」にリニューアルされ、商品やサービスのみならず、その背後にある事業者の「活動」への注目が高まっています。活動の定義は「ものづくりを通して、未来のスタンダードを創造し、人々の幸せを育む」とされ、持続可能性や共創性、独自性、多様性といった理念が強調されています。

認証された具体的な活動


1. 「R Brass」の真鍮鋳物技術の継承


有限会社芝崎合金鋳造所は、砂型鋳造の技術を次世代に継承するためにブランド「R Brass」を展開しています。この活動を通じて、砂型鋳物の魅力を広めるだけでなく、環境に優しい製造工程の重要性も啓蒙しています。

2. あそび大学による子ども向け活動


特定非営利活動法人あそび研究会は、町工場から提供された素材を使用し、自由に遊べる環境を作るプロジェクト「こどもの主体的な遊び場『あそび大学』」に取り組んでいます。この活動は、多様な製造業が集積する墨田区の特性を最大限に活かしています。

3. 竹内製作所の耐熱硝子日用品


有限会社竹内製作所は、耐熱硝子素材を用いた日用品を開発し、その特性を生かした商品を展開しています。全国で希少な手作業による加工技術を駆使し、美しいガラス製品の可能性を探求しています。

4. 株式会社石井精工のMITATEプロジェクト


石井精工は、使い捨ての物を新たに見立て直すブランド「MITATE」を立ち上げ、意欲的な商品開発に挑戦しています。割り箸の新しい価値を提案するその取り組みは、ユーモアも感じられ、多くの支持を集めています。

5. 東商ゴム工業の廃棄物再利用


東商ゴム工業株式会社は、ゴム製品の製造過程で生じる廃棄物を再利用し、新たな素材の開発を進めています。彼らはデザイン性の高いSample Bookを製作する等、地域への貢献も重要視しています。

イベント情報


さまざまな魅力的な制作物を見られる機会が待っています。2025年1月16日から2月19日までは、GOOD DESIGN STORE TOKYOで『すみだモダン認証POP UP』が開催され、認証商品の購入ができるチャンスです。また、3月1日から3月31日までは『すみだモダン ブランド認証展2024』がコトモノミチat TOKYOでお披露目されます。

墨田区の活動を通じて、地域に根ざしたものづくりの精神を感じることができるこのイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
墨田区産業観光部産業振興課
住所
東京都墨田区吾妻橋一丁目23-20
電話番号

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