琉球警備保障、SynQ Remote導入で警備業務の効率化を実現
沖縄に本社を構える琉球警備保障株式会社は、警備業務の効率化と品質の向上を図るべく、遠隔支援ツール「SynQ Remote」を導入しました。これは株式会社クアンドが開発したもので、現場の状況をリアルタイムで把握し、素早い対策を講じることができるため、警備業務における新しいパラダイムを提供します。
琉球警備保障の背景
琉球警備保障は、官公庁の庁舎やオフィス、病院などの施設において警備業務を行い、地域社会の安心・安全を守る役割を担っています。しかし、警備業務の中でも機械警備は、大きな課題を抱えていました。そのひとつは、異常を感知した際の対応のスピードと品質です。
法律で定められた25分以内に現場に到着することは、いかなる場合でも求められる要件です。これにより、現場に急行する警備員の習熟度や人員の配置が重要になりますが、特に新人警備員がひとりで対応する場合、非常に困難を伴うことが多かったのです。
SynQ Remoteの導入経緯
このような背景を踏まえ、琉球警備保障は「SynQ Remote」をトライアルで試用しました。警備員からは「扱いやすく、不安の解消に繋がる」といったポジティブなフィードバックが得られ、正式導入への道が開かれました。導入にあたっては、現場での業務効率やコストなども比較検討し、最終的に導入を決定しました。
導入後の効果
SynQ Remoteの導入後、琉球警備保障ではさまざまな効果を実感しています。
1. 対応工数の短縮
現場の警備員が対処できないトラブルに対して、管制指令から遠隔で指示を受けられます。これにより、迅速な問題解決が可能となり、現場応援にかかる手間や移動時間を大幅に削減することができました。
2. 品質の標準化
経験豊富な警備員が新人を遠隔からサポートすることで、正しい現場判断や迅速な対応が可能になります。人員の入れ替わりが激しい警備業界において、従業員の教育や品質の維持に役立っています。
3. 記録管理
巡回中の記録を撮影することで、事故発生時の情報を明確に残すことができます。また、撮影した内容はマニュアル作成にも利用できるため、業務の質が全体的に向上しています。
4. メンタルケアの向上
機械警備の現場では緊張感が伴うため、新人警備員が不安を感じることも多いです。しかし、SynQ Remoteの導入により「いつでもサポートしてもらえる」という安心感を持たせることができ、結果的にメンタルケアにも寄与しています。
未来志向の警備業務
琉球警備保障は今後、施設警備などさらなる分野においても遠隔支援を拡大し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく意向を示しています。新しい技術の導入により、より効果的な警備サービスを提供できるよう目指しているのです。
詳しい導入事例やSynQ Remoteの詳細については、以下のリンクをご覧ください。
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この新たな取り組みは、今後の警備業界におけるスタンダードになっていくでしょう。