森の社長さん
2017-10-31 08:19:07
フィンランドの教育を取り入れた日本初のボードゲーム「森の社長さん」
フィンランドの教育を取り入れたボードゲーム「森の社長さん」
日本初となる、フィンランドの教育理念を基にしたボードゲーム「森の社長さん」が登場し、フィンランドの小学校で教材として採用されることが決定しました。このゲームは、競争を排したユニークな教育方式を採用するフィンランドの教育システムを反映しています。
フィンランドの教育理念
フィンランドは、子どもたちにとって遊びが重要な学びの要素であり、競争よりも協力を重視する教育理念で知られています。そこで育まれるのは、自主性やコミュニケーション能力、そして起業家精神です。「森の社長さん」のゲームを通じて、子どもたちはこれらのスキルを楽しみながら学べるのです。
ゲームの内容
「森の社長さん」は、森の中で小人たちが社長としてお店を開くという設定のゲームです。プレイヤーは4人の小人となり、カードを引きながら様々な挑戦をクリアし、お金(ドングリ)を手に入れ、納税や社会貢献の重要性について学びます。ゲーム中に得られる社会貢献カードは、税金を払うことでどんな社会に貢献できるかを示すものです。
このゲームの大きな目的は、子どもたちに社会の仕組みを理解させること、そして他者との対話力を育成することです。特に、2020年の学習指導要領改訂に基づいて、これらのスキルはより一層重要視されています。
アクティブラーニングの実践
「森の社長さん」は、アクティブラーニング型授業の形式に基づいて設計されています。教師が一方的に教えるのではなく、生徒が主体となり、協力しながら学ぶスタイルが採用されています。日本の教育にもフィンランド式の自己主導型学習が必要であるとされ、特にグローバル化が進む中で、このような教育方法はますます重要になっています。
家庭での活用
このゲームは、家庭でも親子で学ぶための教材として活用できるように設計されています。ファシリテーターである親が子どもたちに質問を投げかけ、ゲームの結果を通じて税金や社会の仕組みについて話し合うことができます。子どもたちの学びの意欲を高めるためには、親のサポートも不可欠です。
フィンランド式の指導法を自宅で体験できるため、遊びながら学ぶ効果が期待されます。日本全国で「森の社長さん」を用いたアクティブラーニング教室が広がる予定で、今後の展開にも注目です。
お問い合わせ情報
「森の社長さん」は、グロリアタイム株式会社が運営しており、ゲーム体験の講座も随時開催しています。詳細や参加方法については、公式サイトwww.fin-kids.comをご覧ください。また、協会理事長の水橋史希子によるコミュニケーション教育や子育て講座も行われています。皆さんも、楽しみながら学べるこの新しい取り組みに参加してみてはいかがでしょうか?
会社情報
- 会社名
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グロリアタイム株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区広尾1-7-20DOTビル2F
- 電話番号
-
03-6868-5125