サクラクレパスが新たな保育サポートICT事業に参入
株式会社サクラクレパスは、2025年の春から「イロドキⓇ」と名付けられた新サービスを展開します。このサービスは「保育現場と家庭を写真でつなぐ」というコンセプトのもと、保護者が子どもたちの園生活をリアルタイムで知ることができるフォトサービスです。
1. 「イロドキⓇ」の役割と目的
「イロドキⓇ」の主な目的は、保護者と保育園の間のコミュニケーションを円滑にし、子どもたちの成長を見守ることです。多忙な保育士が日常の業務に追われる中、保護者も「子どもがどのように過ごしているのかもっと知りたい」といった気持ちを持っています。このサービスは、そうした双方向のニーズに応える形で設計されました。
具体的には、先生が専用のカメラアプリを使用して撮影した写真が自動的にシステムにアップロードされ、AIにより子どもたちの顔を認識し、写真の整理が行われます。保護者は、アプリを通じて自分の子どもの成長をいつでも確認できるようになります。この新たな試みは、園と家庭のコミュニケーションを強化し、信頼関係を深めることが期待されています。
2. 開発背景と説明
サクラクレパスは1921年に創業して以来、教育や文化の発展に寄与してきました。これまでに教育通販事業の「エデュース」を展開し、多くの教育現場にサービスを提供しています。今回の「イロドキⓇ」は、保育現場のニーズを特に重視し、新たなチームを構成して開発されました。
開発の過程では、幼児教育の専門家である玉川大学の山田教授とも連携し、保育サービスにおける「質」の向上に向けて取り組んできました。保護者が求める「我が子の日常をもっと見たい」といった声や、保育士側の「保護者と密なコミュニケーションを取ることが難しい」という声が反映され、最終的に「イロドキⓇ」が誕生しました。
3. 「イロドキⓇ」の特長
「イロドキⓇ」には以下の特長があります:
1.
撮影と自動アップロード機能
保育士はアプリで撮影するだけで、園の管理画面に自動的にデータがアップロードされます。これにより、紙の業務が減り、撮影した後の手間を大幅に削減できます。
2.
顔認識技術
AIによる顔認識技術を利用することで、写っている子どもの顔を自動で判別し、各子どもに合わせた写真の整理が可能です。
3.
保護者アプリ
保護者は専用アプリを通じて、我が子の専用アルバムをいつでも閲覧できるほか、月額でのサブスクリプションを利用することで、より多くの機能を活用できます。これにより、保護者はいつでも安心して子どもの成長をフォローできます。
4. 現在の保育環境の変化
日本の保育環境は、現在大きな変革の時期にあります。待機児童の問題が解消されつつある中で、保育の「量」から「質」へのシフトが求められています。「イロドキⓇ」の導入は、保育士の業務負担を減らしつつ、保護者とのコミュニケーションを改善し、質の高い保育の実現をさらに促進します。
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サクラクレパスは今後も「イロドキⓇ」を通じて、保育現場の質を向上させ、より良い教育環境を実現するための取り組みを進めていく所存です。興味がある方は公式ウェブサイトをぜひご覧ください
こちら。