株式会社commissureが提供するUMIデータ取得サービス
株式会社commissure(本社:東京都目黒区、代表取締役:溝橋正輝・堀江新)は、人間の作業をロボット学習用データに変換する「UMIデータ取得サービス」の提供を開始しました。このサービスは、製造業やロボット開発企業を対象にしており、人の作業を携帯型UMIデバイスで計測し、それを基にしたデータ加工を行うものです。
提供の背景
ロボットの自動化を進める企業では、導入を検討する前に、どの作業をデータとして捉えるべきかを判断する必要があります。具体的には、作業者の視点、道具や対象物との位置関係、作業を行う際の動作など、多くの情報が求められます。これらがしっかり構築されないと、ロボットに必要な学習用データの取得や実装後の評価基準が定められません。
以前のデータ取得方法は、テレオペレーションを用いており、ロボット本体や遠隔操作環境の設置が先決でした。しかし、UMI(Universal Manipulation Interface)という手持ち型グリッパーを使用した新たな方法では、作業者による作業デモから直接データを収集できます。
スムーズなデータ収集プロセス
このサービスの特長は、以下のポイントに集約されます。
1. 現場計測
UMIデバイスを使用して、実際の現場で作業者が日常的に行う動作を測定します。これにより、設置を必要とせずに作業環境や道具に関するデータを収集できます。特に、commissureの開発した触覚センサーと組み合わせることで、詳細な接触状態も計測できます。
2. 計測設計
データ収集が目的ではなく、対象工程やその使用目的、成功条件、作業条件などを事前に整理します。計測前に不足が発覚するリスクを抑えるため、必要なデータや条件を明確にします。
3. 同期と品質評価
取得したデータを時間的に同期させ、欠損や条件の偏りをチェックします。計測計画に基づき、納品されるデータは分析レポートとしても活用されます。
4. 実装支援
得られたデータに基づき、追加のデータ加工や挙動生成、ロボット制御に至るまで支援が行われます。ロボットの実装に向け、各企業との役割分担も考慮されます。
支援の流れ
1.
対象工程の選定:つかむ、置く、整列などの候補から選びます。
2.
計測計画の作成:必要な項目を設定。
3.
データ取得:UMIデバイスを用いて現場で情報を収集。
4.
品質確認:データの確認とチェックを行います。
5.
分析:レポートに基づき、次のステップを決定します。
サービスの対象
- - 製造業の研究開発部門
- - ロボットSIerや機器メーカー
- - 大学や研究機関のロボティクスチーム
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CTO 堀江新のコメント
「PhysicalAIの基盤モデルが高度化していく中で、教示データの品質や多様性がより重要になっています。UMI形式のデバイスを使用すれば、データ取得が難しい現場でも高い質のデータを収集できます。」
実現したい未来
今後、commissureは、集めたデータを基にさらにデータ仕様や品質基準を整え、触覚情報の取得が要求されるシナリオへの支援範囲を拡大していく予定です。ロボティクスの各分野での適用が期待されます。
会社情報
株式会社commissureは、東京大学の研究を基にロボティクス技術の社会実装を目指すスタートアップです。企業や研究機関向けに、開発から導入まで幅広く支援します。
公式サイトはこちらで確認できます。