ロジクトロンのドローン架線
2024-12-20 09:25:11

ロジクトロン、埼玉の住宅地上空でドローンによる架線業務成功

ロジクトロンが実施する新たなドローン架線業務



株式会社ロジクトロン(東京都練馬区)、代表取締役の野間智行氏が率いる企業は、2024年10月11日、埼玉県さいたま市南区の人口集中地区(DID)上空にて、ドローンを用いたパイロットロープの架線業務を成功裏に行いました。この取り組みは、特に人が密集する地域での安全性を確保しつつ、従来よりも効率的な方法での作業を実現したものです。

ドローン活用の背景



この業務は、老朽化した鉄塔の建て替え工事の一環として行われ、新設された鉄塔と既存の鉄塔の間に高圧電線を架線するためのパイロットロープの設置が目的でした。昭和58年に設置された旧鉄塔は、周囲の宅地化が進んだため、地上からの工事が難しくなっており、ドローンの導入が選ばれました。

飛行経路と安全対策



ドローンによる架線業務では、飛行経路に住宅地や小学校が含まれていますが、特に注意が必要です。今回の作業では、最大離陸重量が25kgを超える大型ドローンを使用し、航空法に基づく厳しい審査を経て実施されました。

作業の具体的な流れ



作業内容は、まず新設鉄塔の真下からドローンが離陸し、105m離れた既存の鉄塔に向かって飛行しました。最上部で作業員がパイロットロープをドローンに接続し、新設鉄塔へと牽引。全体の作業時間は約10分で、従来の高所作業車を利用した方法に比べて大幅に短縮されています。

また、径間Bの作業でも363mを飛行し、小学校の校庭を通過しましたが、児童への影響を考慮し、事前に注意喚起を行うなどの配慮が求められました。このように、緻密な計画と高い操縦技術によって、全体の作業が15分程度で完了しました。

使用したドローンの特性



今回の業務に使用された「DJI FlyCart 30」は、2024年1月に発売されたモデルで、最大積載量は40kg、最大飛行時間は18分。これにより、重い荷物を安定的に運搬できるだけでなく、墜落時にはパラシュート装置で安全を確保するなど、住宅地でも使用できる基準を満たしています。

今後の展望



ロジクトロンは、今回の成果をもとに、さらなるドローン技術の応用を目指しています。例えば、山岳地帯や丘陵地での物資輸送など、様々な分野での活用が期待されます。人口減少が進む日本において、技術革新を通じて新たな価値を創出できる可能性が広がっています。

会社概要



ロジクトロンは、2018年に設立され、「人口減少社会をテクノロジーで乗り越える」というミッションのもと、様々なドローン運搬サービスを展開中です。今回は、その中でも特に注目を集める架線業務の実施に成功しました。今後も進化を続けるロジクトロンから目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ロジクトロン
住所
東京都練馬区石神井町8-20-7
電話番号
03-6876-7795

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