鳴門市の新たな取り組み『0→1 SCHOOL』
鳴門市では近年、若者の転出が問題となっています。この状況を打破するため、地域の魅力を再認識してもらおうと新たな取り組みがスタートしました。それが「0→1 SCHOOL」というワークショッププログラムです。このプログラムは、鳴門市内で暮らす子どもたちが地域の大人たちと協力しながら、音楽を通じて創造力を高めることを目指しています。
若者の郷土愛を育むために
鳴門市役所では、昨年度、鳴門高校と鳴門渦潮高校の全生徒を対象に、市外在住の人に鳴門市を推薦できるかどうかを尋ねるアンケートを実施しました。その結果、なんと約半数の生徒が「推薦したくない」と回答。その背景には、鳴門市の魅力を知らない高校生が多数存在していることが浮かび上がりました。
このことから、若者の郷土愛を育成するためには、地域の魅力を伝え、彼らのチャレンジを支援することが重要であるとの認識に至りました。そこで生まれたのが「0→1 SCHOOL」なのです。このワークショップでは、地域の大人たちが指導者として参加し、生徒たちが新しい挑戦へと踏み出すことをサポートします。
音楽を通じた地域ブランディング
令和8年度のテーマは「バンド」と「作曲」の2つに設定されています。音楽を通して地域の魅力を再発見しながら、若者たちが自分自身を表現する場として機能します。
特別講師として、元チャットモンチーのベース担当である福岡晃子さんが参加します。彼女は徳島市出身、鳴門教育大学の卒業生でもあり、地域に愛着のある指導者です。福岡さんは、バンド活動の心得や音楽技術について生徒たちに熱く語ります。
もう一つの特別講師は、ヤマモトショウさんです。彼は、TikTokでの再生回数が30億回を超える「FRUITS ZIPPER」の楽曲を手掛けた著名な作曲家です。ヤマモトさんからは、創造的な作曲技術だけでなく、音楽活動の心構えについても学ぶ機会が設けられています。
地域とのつながりを深める
このプログラムを通じて、若者たちは自らの才能を開花させるだけでなく、地域への愛着を深め、Uターン促進へとつながることが期待されています。鳴門市としては、地域ブランディングを進め、「挑戦をする街」としてのイメージを確立したいと考えています。
『0→1 SCHOOL』は、音楽を通じて鳴門市の魅力を再発見し、若者たちの未来に彩りを加えることを目指しているのです。地域の大人も一緒に参加することで、新たなコミュニティも形成され、地域の活性化に寄与することでしょう。
これからの展開が非常に楽しみな『0→1 SCHOOL』、若者たちの可能性に満ちた未来を応援しています。