無償生理用品の提供
2025-09-26 11:16:56

芝浦工業大学、女子トイレに生理用品を無償設置 - 安心して学べる環境づくり

芝浦工業大学が進める新たな取り組み



東京都江東区に位置する芝浦工業大学は、女子学生の増加に伴い、教育・研究環境の整備に力を入れています。その一環として、2025年8月から豊洲・大宮キャンパス内の女子トイレに無償で生理用品を設置することを発表しました。この取り組みは、すべての学生が安心して学べる環境を目指すSDGsの理念に基づいています。

女子学生の安心を支える環境整備



女子学生が急な生理に直面した際や、生理用品を急遽必要とする場面でも、心配なく大学生活を送ることができるように、設置される生理用ナプキンは無償で提供されます。この施策は、女子学生が安心して学業に集中できる環境を整えるための重要なステップであり、今後の性教育や感受性の向上にも寄与することが期待されています。

ジェンダーギャップ解消に向けた取り組み



芝浦工業大学では、女子理工系人材の育成が全学的に推進されています。2025年4月には、学部の入学者573人のうち27.8%が女子学生であり、過去最高の比率が記録されました。このような背景の中で、女子学生の学業を支援するための環境づくりが重要視されています。副学長の磐田朋子氏は、今回の取り組みがジェンダーギャップの解消に向けた一歩であり、今後も女子学生に積極的にサポートを行っていく方針を示しています。

設置される生理用品の詳細



新たに設置される無償生理用品は、大宮キャンパスの2号館、5号館、6号館、および豊洲キャンパスの教室棟3階・4階、本部棟4階に配置されます。これにより、学生はキャンパス内のいずれのトイレでも、生理用ナプキンを手軽に利用できます。特に、急な体調の変化にも対応できるため、学生たちの不安を軽減することが期待されます。

環境整備の未来



芝浦工業大学では、創立100周年を迎える2027年には、女子学生の比率を30%以上にする目標を掲げています。新たな環境整備や教育制度の再編成を通じて、多様性を尊重し、包摂的な社会を構築することが目指されています。このような取り組みを通じ、芝浦工業大学は今後も女子学生の進学を後押しし、未来の技術革新を担う人材を育成し続けることでしょう。

未来のイノベーションのために



芝浦工業大学は、理工系大学として国内外で約9,500人の学生を有し、300人以上の専任教員が所属しています。多くの学生が企業との共同研究に参加するなど、実践的な学びの場を提供しています。今後の教育体制の再編成を経て、理工学分野での新たな道を切り開くことを目指す芝浦工業大学から目が離せません。


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