伊藤忠テクノソリューションズが新たなビジネスプロデュースサービスを開始
近年、企業の競争環境は急速に変化しており、新たな収益源の創出や既存事業の変革が求められています。これを受けて、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、新たに「ビジネスプロデュースサービス」を開始すると発表しました。このサービスは、デジタル技術を駆使して企業の事業創出や既存業務の変革を支援することを目的としています。CTCは株式会社Relicと提携し、両社の強みを活かして事業化プロセスを伴走支援する形を取ります。
設立の背景と目的
企業がデジタル技術を取り入れる中、生成AIやクラウド技術の活用は避けて通れない状況です。しかし、その一方で、自社のデータや業務知見を新たな事業に結びつけるための人材やノウハウが不足している会社も多く、実際に事業化に至るケースは限られています。また、事業企画チームとシステム開発チームが別々に作業を進めることによって、意思決定の背景や構想内容が十分に共有されず、開発過程でのずれが生じることも問題視されています。
CTCの新サービスは、このような課題を解決するために開発されました。両社が編成する専門チームが各案件ごとに行動し、事業企画から市場調査、仮説検証、システム開発、そして事業運営までの全てのフェーズを一体的に支援します。これによって、フェーズ間での情報損失や意見の相違を防ぎ、スムーズな事業化を目指します。
具体的な支援内容
CTCは、生成AIやクラウドを活用したシステム構築のエキスパートであり、サービスデザインやアジャイル開発に関しての広範な知識を提供します。特に、事業アイデアの具体化に向けたシステム設計や運用基盤の整備に注力し、Relicが培った市場調査や顧客分析のノウハウを活かした事業機会の発見、事業コンセプトの策定、収益モデルの設計を行います。
このビジネスプロデュースサービスは、CTCが2021年に発表したデジタルビジネス開発支援サービスである「build service」を強化する形で提供されます。サービスの向上により、より多くの企業に対して実効性のある支援が可能になります。
事業創出支援の展望
CTCとRelicは今後、このビジネスプロデュースサービスを通じて事業創出の実績を積み重ねていく方針です。特に生成AIなどの先進技術を駆使したサービスメニューの拡充を進め、企業が直面する複雑な経営課題に柔軟に対応する体制を強化します。この取り組みにより、お客様の持続的なイノベーションの創出に寄与していく予定です。
Relic社について
Relicは「イノベーションの民主化」を掲げており、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブ全ての機能を兼ね備えた事業共創のカンパニーです。戦略立案から事業化、さらには成長に至るまでのハンズオン支援が強みです。独自のSaaSプロダクトの提供だけでなく、共同事業開発やジョイントベンチャーの設立など、多様なアプローチで企業のイノベーション創出を支援しています。
このような背景を鑑みると、CTCとRelicの提携による新しいビジネスプロデュースサービスは、今後の企業の成長と発展に大きな影響を与えることが期待されています。これにより、日本のビジネス環境に新たな風が吹き込み、さらなるイノベーションが生まれることを願っています。