最古級トカゲ化石
2026-07-27 12:04:26

徳島県勝浦町で発見された最古級トカゲ類の化石に秘められた新たな可能性

日本最古級のトカゲ類化石が発見



徳島県勝浦町で行われた恐竜化石発掘調査において、約1億3000万年前のトカゲ類の化石が新たに発見されました。この発見は、福井県立大学や福井県立恐竜博物館などと共同で行われているものであり、今後の古生物学に対する注目が集まっています。

発見された化石の詳細


今回の発見は、小さくとも貴重なもので、長さ約1.1センチのミニサイズのトカゲ類の下あごの骨です。通常、このような化石は周囲の岩石を機械で取り除くクリーニング作業が行われますが、あまりにも繊細なため、特殊なX線CT技術を使用し、岩石を削ることなく内部を撮影しました。得られた3次元モデルから、この化石はトカゲ類の「左下あごの骨」であることが確認されました。

特徴的な構造


化石には、興味深い特徴がいくつか見られます。あごに残された6本の歯の前には、かつて生えていたと思われる歯の跡があります。全体で約10本の歯が存在したと考えられ、後方には無歯領域と呼ばれる歯が無いスペースも見つかりました。その形が少しくびれているのも独特です。また、残された歯の形状は円錐型で先が尖っており、特に一部の歯には2つの尖った先端が存在するなど、興味深い特徴が詰まっています。

トカゲ類のあごに無歯領域があることは過去にも他地域で発見されていましたが、今回の化石はその組み合わせが他の種とは一線を画す“新種”の可能性が高いとされています。

古生物学への影響


このトカゲ類の化石発見は、古生物学において重要な意味を持ちます。日本でのトカゲ類の化石としては最古級であり、従来、海に生息するモササウルス類の化石が和歌山県から発見された以上に、陸地に生息していたトカゲ類の新たな記録として注目されています。今回の化石は、太平洋側の地域で発見された初の事例であり、全面的に進化的な情報を提供してくれる可能性があります。

これにより、当時の日本やアジアにおけるトカゲ類の多様性や進化について、新たな知見がもたらされることが期待されます。

展示情報


この貴重なトカゲ類の化石は、以下の会場で一般に公開されています。
  • - 徳島県立博物館(2階常設展 徳島恐竜コレクションコーナー) 期間:令和8年7月1日(水)~9月30日(水)
  • - 福井県立恐竜博物館(エントランスホール2階) 期間:令和8年7月1日(水)~10月27日(火)

実物の化石や拡大模型を通じて、その詳細を観察することができますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。今後もこの発見が、古生物学界にどのような影響を与えるのか、益々楽しみです。


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徳島県
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徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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