医療機関向け電波利用説明会がオンラインで実施されます
医療機関向けの電波利用説明会について
概要
総務省は医療関係者を対象に、電波を利用する医療機器の安全な利用法を学ぶための説明会をオンデマンド形式で開催します。この説明会では、医用テレメータなど電波を利用する機器に関連するトラブル事例や、主な課題、対策を紹介し、医療現場でのトラブル防止を目指しています。
参加のメリット
この説明会に参加することで、最新の電波管理の知識や技術を学び、医療機器の安全性を向上させるためのスキルを身につけることができます。参加者は関心のあるトピックを選択して受講できるため、ニーズに応じた学びが可能です。
開催期間と参加方法
説明会の配信は 令和7年6月23日から12月19日まで 行われます。参加は無料で、事前にウェブサイトからの申し込みが必要です。希望者は、申し込み後に送られるURL経由で内容を視聴することができます。個人情報は参加集約のみに使用し、説明会の終了後に廃棄されます。
コンテンツの内容
説明会では、以下のような演題が用意されています。
演題1: 電波不感エリア対策
講師: 加納 隆(滋慶医療科学大学大学院 客員教授)
本演題では、医用テレメータの電波不感エリア対策に関する調査結果と、その実践的なガイドラインについて紹介されます。
演題2: 生体情報モニタの安全管理
講師: 齋藤 真澄(倉敷中央病院 臨床工学部 部長)
医療機関内での電波管理取り組みや、無線LANモニタの導入事例について具体的な内容が報告されます。
演題3: 無線ネットワークの現状
講師: 小泉 好章(テルモ株式会社 DX 推進室 担当部長)
院内における無線機能付き医療機器の現状、課題、ならびにサイバーセキュリティ対策についてお話しされます。
その他のお知らせ
本説明会は、医療機器情報コミュニケータ(MDIC)認定制度や医療情報技師資格更新制度など、複数の認定制度のポイント取得に関連しています。これにより、参加することでさらなる専門性を高める機会にもなります。
まとめ
医療機関における電波利用は、今後ますます重要となる分野です。この説明会を通じて、医療現場での安心・安全を確保するための知識と技術を確認し、学びを深めることができます。ぜひこの機会を利用して、参加を検討してみてください。
参加申し込みは 令和7年12月16日まで 受け付けていますので、ぜひお早めにお申し込みください。