NRIセキュア、欧州製造業向けのIoTセキュリティ支援サービスを開始

NRIセキュアが欧州向けIoTセキュリティ支援を開始

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が2023年、EUサイバーレジリエンス法（CRA）を含む、欧州のIoTセキュリティ関連法規への準拠を支援する新サービスを発表しました。グローバル製造業におけるデジタル製品の製造や輸出を行う企業にとって、特に注目される施策です。

IoTセキュリティ法規の背景

近年、IoT製品の普及が進んでいますが、それに比例してサイバー攻撃のリスクが増加しています。このため、欧州ではIoT製品を対象とした新たなサイバーセキュリティ法規が整備されています。2026年からは、すべてのEU加盟国において、デジタル製品を製造・輸出する企業がEUサイバーレジリエンス法の適用を受けることになります。これにより、企業は法規違反時の重い罰則に直面する可能性があり、経営的なリスクが高まることが予想されています。

NRIセキュアの支援内容

新たに提供される「欧州IoTセキュリティ法規準拠支援サービス」は、企業が同法規に準拠するための様々な支援を行います。具体的には、EUサイバーレジリエンス法、EU機械規則、EU無線機器指令、英PSTI法など、IoT製品に関連する法規制への対応をサポートします。

このサービスは、大きく分けて3つの構成要素から成り立っています。

1. 準拠状況の可視化と対策の提示
- 企業の現状のセキュリティ対策が欧州の法規にどのように準拠しているかを分析し、必要な対応策を提示します。

2. ロードマップ策定支援
- 法規への完全な準拠を目指すため、必要な内部規程や運用体制を整備する支援を行います。企業のニーズに応じた実効性のある優先度の高いロードマップを策定します。

3. 実行支援
- 提案された施策の実行をサポートし、セキュリティソリューションの提供、開発プロセスの整備、サプライヤー管理、継続的なセキュリティ監視体制の構築を行います。

これらの支援を通じて、製造業者はIoT製品に対するサイバー攻撃のリスクを低減し、信頼性を高めることが期待されています。また、NRIセキュアはこれまでも多くの業種に対してコンサルティング経験を持ち、確かな実績を誇っています。

まとめ

NRIセキュアは今後も、企業や組織の情報セキュリティ対策を強化するための製品やサービスを提供し、安全で安心な情報システム環境の実現を目指しています。この新サービスを通じて、欧州市場への進出を図る製造業者が安心してビジネスを展開できるよう、全力でサポートしていく予定です。詳しい情報は、NRIセキュアの公式ウェブサイトで確認することができます。

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