岡山大学とタイ大学の協定
2025-09-30 01:32:23

岡山大学とタイのスラナリー工科大学、がん治療での国際協力を強化

岡山大学とスラナリー工科大学の新たな国際協定



国立大学法人岡山大学の中性子医療研究センター(NTRC)は、タイのスラナリー工科大学(SUT)と国際交流協定を結び、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の研究を推進することが決まりました。この協定は、2025年9月24日にスラナリー工科大学のキャンパスで調印式が行われ、双方の研究協力を目的としています。

調印式には、スラナリー工科大学のポーンシリ・ジョンコル学長代理をはじめ、同大学の幹部も参加しました。一方、岡山大学からは成瀬恵治教授(中性子医療研究センター長)や井川和代特任准教授が出席。この場で、両機関の共同研究の重要性や、社会貢献の意欲が確認されました。

BNCTの可能性



ホウ素中性子捕捉療法は、がん治療において革新的な治療法として注目されています。この治療法は、ホウ素を腫瘍細胞に集中的に取り込み、中性子を照射することで、がん細胞を選択的に破壊するメカニズムを持つため、従来の放射線治療と比べて高い効果が期待されます。今回の協定により、岡山大学とスラナリー工科大学が力を合わせ、BNCTの研究をさらに進展させることができるでしょう。

期待される国際協力



岡山大学の副学長である佐藤法仁氏は、今回の協定によりBNCT研究が一層広がるとし、「地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学が世界中の人々にワクワクするような新たな研究成果を提供できれば」と語りました。新たな治療法の開発が進むことで、多くの患者が救われることを期待しています。

地域への貢献



この協定は、科学技術分野での国際協力の新たな一歩として、岡山地域およびタイの地域社会における持続可能な発展に寄与することが期待されています。今後も岡山大学は、地域とともに発展を目指し、特色ある研究大学としての役割を果たしていくでしょう。

まとめ



岡山大学の中性子医療研究センターとスラナリー工科大学のパートナーシップは、がん治療におけるBNCTの進展に大きく寄与することが期待されています。国際的な研究協力がもたらす新たな発見に注目が集まる中、今後の進展に期待が高まります。地域に根ざした研究から、世界への貢献を目指す岡山大学の取り組みに、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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