地域新電力連続講座
2025-05-30 17:05:40

地域新電力の未来を切り拓く連続講座が2025年から開催

地域新電力の発展を支える連続講座が開催される



一般社団法人ローカルグッド創成支援機構が、2025年7月より「地域による 地域のための 地域新電力連続講座2025」を開催します。この講座は、全国各地の地域新電力の先駆者たちが講師として参加し、そのノウハウを共有することを目的としています。日本では、2016年から電力の小売が全面自由化されており、地域の再生可能エネルギーを活用した新しい形の電力供給が拡大し続けています。

地域新電力の現状



現在、日本全国では100社以上の地域新電力が設立されており、特に自治体が関与する企業が多く見られます。これらの地域新電力の中には、電気の販売だけでなく、地域の環境問題の解決や地域活性化に向けたプロジェクトを進める企業も増えています。今後は、こうした地域新電力が地域社会に新しい価値を提供するための重要な支援を行うことが求められています。

講座の内容と実施方法



連続講座は、オンライン形式での講座(全5回)と、現地研修(全3回)で構成されています。講座に参加できるのは、地域新電力の設立や地域共生型再生可能エネルギーの導入を考えている方々で、地域企業の担当者や地方自治体の職員、NPO/NGOのメンバーなどが対象です。すべての講座は無料で参加できるため、地域の未来を考える貴重な機会となります。

それぞれの講座では、地域新電力の基礎知識や地域の脱炭素化に向けた取り組み、再生可能エネルギーの開発などについて学ぶことができます。また、現地研修では実際の地域新電力事業の運営状況を視察し、地域の課題解決に向けた取り組みを体験することができます。

学べる内容


第1回は地域新電力の基礎について学ぶもので、地域新電力の現状や制度についての説明が行われます。第2回では、脱炭素社会に向けた体制づくりについての講義があり、リスク対策や再生可能エネルギーの管理方法に焦点を当てます。

第3回では、地域のニーズに応じた地域新電力の設立と運営方法に関する実践的な知識が得られます。また、第4回は再生可能エネルギーと電力小売の相互作用に関する実例を学ぶ機会です。最後の第5回では、地域の課題を解決するための事業設計がテーマとなります。

また、現地研修では、神奈川県小田原市の湘南電力、島根県浜田市の神楽電力、長野県飯田市の飯田まちづくり電力の三社を訪れ、それぞれの地域が直面している課題や成功事例を学びます。

個別相談の機会も



さらに、本連続講座では、希望者には個別相談も行われます。これにより、自身の地域における新電力事業の設立に関する具体的なアドバイスをいただける機会もあります。このプログラムを通じて、参加者同士のネットワーキングも大変重要視されています。これにより、共通の目標を描く仲間とのつながりを深め、地域新電力の発展に向けた「地域脱炭素人材ドミノ」を創り出すことが期待されています。

この講座は、環境省が進める「令和6年度地域脱炭素実現に向けた中核人材の確保・育成委託業務」の一部として実施されます。興味のある方は、ぜひローカルグッド創成支援機構のウェブサイトにて詳細をご確認いただき、お申込みください。定員に達し次第、受付を終了するため、早めの申し込みをおすすめします。


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会社情報

会社名
一般社団法人ローカルグッド創成支援機構
住所
東京都港区芝5丁目26−30 専売ビル6階
電話番号

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