新潟県柏崎市で開催される「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」の公式駐車場の一部に、駐車場シェアサービス「軒先パーキング」による予約サービスが導入されることが発表されました。
近年、花火大会の開催に伴い、駐車場の混雑や交通渋滞が深刻化していました。この課題解決に向けて、ぎおん柏崎まつり協賛会と軒先株式会社は、2023年から「海の大花火大会プロジェクト」を始動させ、駐車場問題の改善に取り組んできました。
2024年の花火大会では、旧潮風温泉、漁村環境改善総合センターなど8つの公式駐車場に予約サービスを導入し、約460台の駐車スペースが予約制となります。
予約制導入により、来場者は事前に駐車場を確保できるため、駐車場探しによる時間のロスやストレスを軽減できます。また、無駄な走行を減らすことで、交通渋滞の緩和にも効果が期待されます。さらに、不正駐車の解消にも役立ち、より安全で快適な花火大会の環境づくりに貢献すると期待されています。
さらに、会場周辺の交通渋滞を分散させる目的で、公式駐車場の一部では、「パーク&レールライド」という取り組みも実施されます。これは、駐車場から電車やバスを利用して会場へ向かうことを推奨する取り組みです。
予約受付は2024年6月28日(金)13時00分から開始されています。予約は軒先パーキングのウェブサイトから行うことができます。
軒先パーキングは、2017年から花火大会の課題解決に取り組んでおり、これまで延べ20大会で連携実績があります。2024年には、「第1回 全国シェアリングシティ大賞2024」で、花火大会における持続可能な取り組みが評価され、大賞を受賞しました。
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会は、毎年多くの観光客が訪れる人気のイベントです。予約サービスの導入により、来場者にとってより快適な環境が整い、花火大会の魅力がさらに高まることが期待されます。