沖縄の宿泊業に革命をもたらすDXコンサルティング
合同会社ハーリッシュ(代表:吉田豊)が、沖縄県の「沖縄県経営革新計画」に承認されたことを機に新規事業の展開を発表しました。この新たな事業の主旨は、「ホテルの魅力化を伴うDXコンサルティング」です。これは、特に多くの小規模宿泊業者が抱える課題を解決することに特化しています。
小規模宿泊事業者の現状
観光庁の調査によると、日本国内の小規模宿泊事業者の約8割は従業員10人以下の規模で運営されており、収益性や労働生産性の低さが大きな課題となっています。多くの業者がデジタル化を進められず、効率的な運営を妨げられているのが現状です。
そのため、ハーリッシュは自社ホテル運営で得たDX(デジタルトランスフォーメーション)のノウハウを活かし、コンサルティングサービスを提供することを決定しました。これは、宿泊業界が直面する問題を根本から見直し、デジタル技術の導入を通じて業務の効率化を図るものです。
提供するコンサルティングの内容
ハーリッシュが提供するコンサルティングサービスでは、まず自社の成功事例を基にしたDXのノウハウを他社に伝授します。その上で、DXの導入によって手が空いたスタッフに専門スキル(AI、広報、マーケティング)を育成するプログラムを実施します。このように、キャリアマップの整備を行いながら、人材のリスキリングをサポートし、企業自体も持続可能な成長を促進させることを目指しています。
目指す将来像
ハーリッシュは、単に宿泊業を支えるだけではなく、地域における人材育成や制度の標準化への取り組みも大切にしています。このことにより、小規模事業者同士が互いに支え合う関係を築き、観光のオフシーズンでも活躍できる人材の流動性を高め、そのスキルを地域に還元する仕組みを作ることを目指します。
ハーリッシュ代表 吉田豊のプロフィール
吉田豊は、沖縄工業高等専門学校で情報通信システム工学を学んだ後、シンガポールとフィリピンでボランティア活動を行い、大手自動車部品メーカーの矢崎総業に入社。数々のプロジェクトを通じて国際経験を積み、2020年に合同会社ハーリッシュを設立しました。沖縄の大手ホテルのマーケティング業務から始まり、赤字だったホテルの運営を引き継ぎ、2023年には黒字化を達成するなど、成果を上げてきました。
会社概要
- - 商号:合同会社ハーリッシュ
- - 代表者:吉田 豊
- - 所在地:沖縄県中頭郡読谷村字喜名204−2
- - 設立:2020年10月28日
まとめ
地域の観光業の発展を促すため、合同会社ハーリッシュは新たなDXコンサルティングに取り組み、全力でサポートを行う方針です。観光業のイノベーションとも言えるこの試みが、沖縄の宿泊事業者にどのような影響をもたらすか、今後の展開にますます期待が高まります。